boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

許されざる者 リメイク版

Amazon プライムで映画を漁っていたら

邦画のリメイク版「許されざる者」を発見!

 

大好きな映画のリメイク版と言うこともあって

当時ビデオ化になった時に真っ先に見たのだが

何故か作品の記憶が殆どない。😅

※一般受けしないと思います。特に女性には😓

 

多分酔って見てたんだ。笑!!

 

本日改めてジックリと視聴した。^ ^

 

こ、これは...!!!!!

 

1992年公開のクリントイーストウッド主演、監督作品を超えてるんじゃね?😳😳😳😳😳😳

 

いやー、ビックリしたなー。←ボ、ボキャブラ不足!笑!

 

 

本作品は、アメリカ西部開拓時代の終焉を、日本の明治初期の侍の終焉に置き換え、北海道が舞台となることで、開拓と先住民との摩擦もオリジナル版同様に見事に描いている。

 

また、その当時の生活感を描くために出てくる、衣装、建物、小物、と言った、ありとあらゆる物が細部に渡って作り込まれている。

 

そして

 

全ての物や人が汚い。笑!!!!!!!!

見事に汚い。笑!!!!!

 

そりゃそうだ。

 

開拓時代の最果ての地で、風呂なんて何週間も入らないだろうし。😓

 

そこが良い。

たまらなく良い。^ ^

 

実に生々しい。

正に映画の中のリアル。

 

ディズニー七つのなんちゃらと言う本にある、成功するための秘訣の一つ「細部にこだわる」をしっかりとやっている。

*これは、見てもらうお客様に対しての効果もさる事ながら、同じ制作サイド側の意識を高めると言う目的があります。

 

だから、妙に説得力があって感情移入出来る。

 

更に!何よりも

 

全編北海道ロケによる大自然の描写が堪らなくカッコ良い。←ボ、ボキャブラ!笑!

 

かなり綿密にロケハンして、厳選して、緻密に考えられたであろう構図。

 

監督のイメージする映像を撮るために、その条件となる天候を、ひたすら待つなんて事もやったのだろうか?

 

黒澤明監督ばりのこだわりを感じます。^ ^

 

本当に美しいです。☺️

 

それから音響。

意外と重要な部分。

邦画は何故かこれがダメ。

 

役者のセリフをはじめ、色んな音が死んでいる。

 

服を着る時の音、メモを取る音、物を置く音、ドアを開ける音、雨音、床を這う音、役者の息づかい..,

 

きちんと表現されています。

 

出てくる役者さんも全て完璧。

 

オリジナル版でも、それぞれ一癖も二癖もあって、とても個性的だった登場人物達。

 

リメイク版はこの部分をどうカバーするか?

役者と監督の最大の腕の見せ所。

 

この点も完璧な上に、どちらの作品の登場人物の個性を殺していない。

 

どちらの登場人物も深く印象に残る。

 

こんなリメイク版、過去に見たことが無いなー。😳

 

そして、ラストの建物が炎上しているシーンは、個人的にはオリジナル版を上回った。

と言うか、過去に見た映画の中でも最高^ ^

 

久しぶりに身震いした映画でした。^ ^

 

韓国映画が描くリアル、邦画の固定したカメラによるロングから撮った美しい映像と間、アメリカのカトリック信仰や正義のストーリーと音響。

※監督は在日三世?的な人。韓国政府と音楽は嫌いだけど、映画は大好き!^ ^

偏見はありませんよ?笑!

 

三国の映画の特徴が自然と出ている。

最強だ。笑!

 

 

 この映画を見る前に邦画のテラなんちゃらを見たんだけど笑!

 

「細部にこだわる」

 

ビジネスにおいても応用が利くディズニーの戦略の一つは、使う人が本物を知っているかどうかによっては、その出来上がりに大きく差が出てしまう。

 

知らずに使うと途端にチープに。😓

 

思い知らされとても参考になった。😅

  

最後に

 

小池栄子さんはどちらの作品にも出ているんだけど、この人良いね!!^ ^

なんか、色んな経験値が高目な印象。

故に演技に凄みが!^ ^

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