WOWOW でストーンズの「ハバナ ・ムーン ストーンズ ライブ・イン・キューバ」を見た。
ハバナ・ムーンはチャックベリーのファーストアルバムに収められている異色のムーディなナンバー。
革命後のキューバが1961年米国と国交を断絶する以前、ラム酒を飲みながらロックンロールで踊る事も普通だった頃のハバナを舞台にした楽曲で、ロックが生まれてすぐに抑圧されたキューバにとっては、ロック史に深く携わったストーンズのライブとこのタイトルだけで、もう死んでしまっても構わないと思ったはずだ。
ライブ映像を見ていると老若男女問わず楽しんでいる。
特に、爺さんと婆さん。
出だしのジャンピングジャックフラッシュはいかにも!的な曲でいろんな意味で無難なスタート。
ストーンズを代表する2〜3曲で幕を開け、Out of Controlで心を鷲掴み。ブルース色の強い楽曲でこの世界観大好き!
ミックってハーモニカも上手いよな〜
以降、ブルース色の強い曲が続くもんだから、爺さんと婆さんは涙目。
私も涙目。笑!!!
マディウォーターズがチェスレコードと契約してそこに現れたチャックベリー。
イギリスでは彼らに影響を受けた白人が現在のロックの元を作る。
映画「キャデラックレコード」の中でマディウォーターズはレコーディングに来たストーンズを見て「随分と白くて細いのが来たなー」と言っていた。
黒人音楽(ブルース)を元にロックが生まれ、白人が自分達のものにし世界に広めた。
白くて細かった白人はやがて巨人となった。
ストーンズはその歴史の第一歩から活動を続け今日に至る。
生きた奇跡?軌跡?生きた化石?
何はともあれそういった人間が未だに活動しているってのを見るだけでもう死んでも良い。笑!!
黒人差別が当たり前の時代に貧困の中で磨かれていった独自の感性。
抑圧されたどうにもならない環境でうだつの上がらない同じ日が永遠と続く。
そんな中からブルースが生まれロックへと変化した。
現代社会のルーティンワークも似たような状況で
25年も同じ仕事をしていると
仕事を通じて自然とロックに共感して行く事がある。
音楽の知識は無いのだけども、ハマってしまう理由が分かる気がする。
懐かしのハーレー時代。
明日予算達成したら、バイク買う!