先日色んな値上げの報道を見ていてると、その中に乳製品が含まれている事を知る。
またかい!!と。😓
原料の価格があがっても、すぐに価格に反映させられないお店の辛い状況を思い出すと同時に
バターロールについてのクレームを思い出した。
以前のお店で出していたバターロールは、お世話になったお店の創業者直伝の名物商品。
水分は、卵の卵黄のみと牛乳を使い、高級マーガリンをふんだんに入れる事が特徴で、しっとりとした中身に反した、歯応えのある食感が特徴的だった。
牛乳と卵の濃厚な味わいに、マーガリンの風味がプラスされ、そのまま食べてもムチャクチャ旨い^_^
ん?マーガリン?
バターの話じゃねえのかい!笑!
そう、創業者はバターロールにバターを使わずに、最高級マーガリンを使っていた。
業者さん曰く、このマーガリン使うお店は他に無いので、確保と在庫管理が大変と言う材料。😓
前にも書いたが、会長のポリシーは、毎日食べても飽きの来ない商品を作る事。
美味しさを、自分が思う「旨い!」の二歩手前位にあえて抑える。
そうする事で、潜在意識に働きかけ、あ〜、また何と無くあそこのパンが食べたいな〜と毎日思わせたい。
最高に美味かったら、毎日食べられないし(価格的にも)、飽きるのも早い。
そんな考え方だった。
先輩と本当か?と思い、試しにバター使ってこっそり試した事も楽しい思い出。
パン屋さんのレシピ→配合表には、まず生地名が書いてある。
調理パン、菓子パン...
その生地を使った各種商品は別途記載。
「菓子パン」からは、あんぱん、クリームパン、メロンパンなど。
「バターロール」も、その生地を使った商品が他にもいくつかあった。
なので、生地名の「バター」に、本来の食材の名前と言う認識が薄れ、あくまで「バターロール」と言う生地名として、頭の中で定着していた。
そして、ある時お客さんから
おたくのバターロール、バターて書いてあるのに、バター入って無いじゃん!とクレームが入る。笑!
※成分表示シール見たんですね。
ごもっとも。😓
言われて改めて考えて見ると、生地名と言う認識に加え、バターロールと言う、パンの「種類」としての認識が強い事にも気づく。😅
バターの風味と、コロッと巻いて成型したあの定番の形、食感。
これらを満たしている事で、「バターロール」と言う認識。😓
お客さんとの認識の違いを、あらためて知った瞬間だった。
ちなみに、バター使った「バターロール」は
今でもかなり少ないと思います。笑!!!
18時過ぎても明るくなった。^_^
写真はAM4:30だけども。笑。