boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ドオオオオオン

久しぶりに漫画を大人買いしてしまった。😅

37巻セット¥2000←今の私には十分な大人買い。😢

 

いい加減、次が出ているんじゃないのか?と調べ始めて見つけてポチっ!とAmazonの罠にハマる。😅

 

買ったのは吉川英治原作の小説「宮本武蔵」を、スラムダンクで有名な井上雄彦が独自の解釈で漫画化した作品「バガボンド」。

 

友達の家でチラ見した時、妙にリアリティのある格闘シーンと、やはりリアリティ溢れる心理描写が気になって、一気に読んでしまった。

 

宮本武蔵が残した「五輪書」は、いつか書いた部下の影響で好きになった。

 

日本ではイマイチ知名度が無いらしいが、海外ではビジネス書としても有名だ。格闘技、スポーツ、生き方やビジネスと、どの視点から見ても大いに納得、共感出来る事が沢山書いてある。

 

で、時代劇で見る、俗に言うチャンバラの戦いは、実際は無いよなぁと漠然と思っていたけども、あの世界一鋭い切れ味の重たい日本刀を持って戦うって事を、現実的に描写した場面が多い バガボンドにハマった。

 

刃物の取り扱いは、一般の人より包丁のおかげで多い。棒を振り回す事は野球でやった。←バットと言います。剣道は小学生まで。😅

そんな過去の経験も手伝ったのかな。

 

吉川英治の小説「宮本武蔵」は、綺麗な文章にハマる。遊郭で武蔵が女性と会話するシーンがある。武士道の世界を突き進むその道の達人に、琵琶の演奏を持って、生き方や考え方、進むべき道みたいなものをそれとなく伝え、戦いを止める女性。やがて、口論っぽくなるんだけども、結局は女性の大きな愛情と言うか、優しさに包まれてしまう。そんなシーンが好き。

 

所で日本刀の重さ。800〜1400グラムくらいと書いてある事が多い。

高校生やプロのバットでは、850〜1100と言った所が平均だろう。

 

バットのただの素振りなら、数百回スイングも可能だが、格闘を想定して、全力で振り回した時、3分待つ人がいるのだろうか?

と言うか、シャドーボクシングでも、訓練していない人が3分するのは無理っすよね。

 

刀片手ってかなり非現実的で、それが例え両手になったとしても、時代劇のような感じで、1分も振り回し続けたらヘトヘトだろう。

 

一撃が加わったら終わりと言う世界で、上記の事を考えると、実際の戦いは相手の手数を合わせても、せいぜい3〜4回程度のやり取りで勝敗が着く様な気がする。

 

漫画では、その様な世界観が見事に表されていて、渾身の腰が入った一撃とか、究極に力の抜けた最速の一撃とかが、大げさな演出の合間、合間に、見事に描写されている。

 

そして作者はある巻から突然筆で書き始めた。筆によって表現の幅や力強さが加わった。

 

そんなある時、居合の世界にも興味津々となり、一つの型←これで良いのか分からないが😅

一つの所作、動作、それを開始するまでの数ミリの動き、意味...

 

真剣を使って、一見単純な動作、型を、徹底的に磨いて究極に仕上げると言う、型の美学見たいなものの世界を知り、しかもそれは、実践的な考えから来ている事も知って、本気で習いたくなった時期があった。

 

見学まで行ったけど、当時はとても時間が無くてやめたけど。😓

 

漫画とは言え、「バガボンド」から色んな影響を受けたなぁ。^_^

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五輪書と小説の宮本武蔵バガボンドの3つセットで読むとすげー楽しい。^_^

 

この写真は漫画化すると存在感無くなるな。😅