boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ご指定のコースは?

東京のタクシーに乗って行き先を伝えると(他は良く分かりませんが...)

 

「ご指定のコースはございますか?」と聞かれることがある。行き先までのルートを確認するお決まりのセリフだ。

 

会社の方針によれば

 

・途中立ち寄る所があるかもしれない

・行き先間違いを防ぐ→東京の地名は似たような、と言うか全く同じ地名で違う場所も多く、ルートを聞く事で行き先間違いを防ぐ。

・遠回りして余分に料金をいただくことがないように。→ここ結構難しく、交通状況、道路状況にもよるし、複数のルートがある場合どれが一番安く済むかなんて分かるはずがない。

 

などが主な理由だ。実際に声が小さい、滑舌が悪いなどで良く聞き取れなかったり、聞き間違いも割とあって、行き先の復唱とルート確認はとても役に立っている。

 

 

所が...

 

このルート確認に対して異論を唱える記事なんかをたまに目にする。

 

主な意見は

 

・プロなんだから運転手が決めろ!

・近距離で単純なルートの場合いちいち聞くなよ!

 

て感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くらすぞ   →博多弁で叩くの意。笑!

 

はい、ホントごめんなさい。

 

ここからは素人の意見、言い分。

 

まず運行規定なるものがあって行き先とルート確認によってお客さんとの契約が成立する。何んでもそうだけど、きちんと契約する事は大切だ。特に最近は些細な事からトラブルになる。双方を守るために必要。

 

それとお客さんによっては妙なこだわりがあって、必ずこの変なルート!見たいな人も多い。そう言う人に限っていつもと価格が違うと80円やそこらで文句が多く、ネチネチと終わりのないクレームに発展する。日本一渋滞する都内で何言ってんだと。→はい、すまん。笑。

 

本来は契約成立した時点でその通りのルートで送った場合、道路状況によって多少金額が増減してもやむを得ないし、きちんとその料金を頂く事が出来るはずだ。所がこんな場合においても通報されると内勤の人と一緒にタクシーセンターなる所に出向いて色々と面倒な手続きをしないといけなくなる。なのでそんな場合にこそ事前のルート確認、契約が守ってくれる。

 

あともう一つ。マニュアル通りに運行しているかどうか本体の〇〇交通とグループ会社は毎日覆面調査をしている。一般のお客さんから選ばれた人や各会社の役職を持つ人たちで構成されており、車載カメラのチェックもある。

 

慣れてくると、覆面調査員じゃ無いな、近くで直線の移動だし〇〇通りをこのまままっすぐ向かいますねとかサラリと言えるんだけども、全てをクリアして研修終了となると少なくとも1年はかかるだろう。

 

高齢化、人手不足の中、個人的には約3ヶ月でも研修に時間をかけていて感心したのだけど、実際はホント色んなパターンがあり難しい。

 

でも、マニュアルは守らないと行けないんだよね。😓

 

飲食店30年経験視点で見ると、自由化以降なかなか世の中のサービス事情に追いついていない高齢者ドライバーもが多い気がする。運営会社はそこを何とかしたくてまずはマニュアル!!に走る。ある程度の標準化は確かに大切で、でも、なかなか現場に伝わらないジレンマもあるんだよなー。😅

 

一時期マックやコンビニなんかもマニュアルで質問多過ぎ見たいになったけど、業務命令に従ったら客にあれこれ言われる理不尽。😭 それぞれが臨機応変に対応出来るのが理想だけどもそんな簡単にはいかないよな、と思って見てるとなんて事ない事案だけども何とも世知辛い世の中で...😓

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在庫処分の日。謎の中華風野菜炒め。😅