出勤のために靴を履こうと玄関の前に立つと鉄の扉がすでに熱を放っている。
今日は特に日差しが強いなぁ。
幼少の頃母親に連れられて買い物に行った時、母は夏の日差しを避けるため日陰を見つけるたびに「ほら、ほら、こっち!」と私の手を引いていた。そんな時、そんなにいちいち日陰に入ったって何も変わらないぞ?と思っていたのだが、今は母親の気持ちが良く分かる。
感受性が高まったって言うか、何かを感じる力が増したのだろう。
ただの老化だ。
半袖ワイシャツ買って失敗したなー。しかも3枚。よく考えたらほとんど車の中だし←良く考えなくても分かる
お客さんからの冷房強く!の要望も多くムチャクチャ日焼けする。
上半身は守られていても、シャツから出ている腕は強烈な日差しを浴びてチリチリと常に焼けている感じ。おまけに右と左で焼け方違うし...
ドライバーにとって半袖ワイシャツは何一つ良い事が無いのであった。
それにしてもこの暑さ。一歩外に出ると一瞬でまとわりつく湿気と熱風。お陰で酷暑特需も復活だ。
こんな時はとにかく思わぬ所でお客さんが乗ってくる。降ろした所ですぐに「良いですか?」と立て続けに乗せる事は当たり前で、奥まった住宅街など普段は絶対乗せないような所で急に現れるので何度か通り過ぎてしまった。
さらに、タクシーはいかなる場合でも一番左側車線通行が基本だが、普段完全に「乗せるポイント」では無い箇所では油断してしまう。東京の交差点付近ではほぼ車線変更が出来ないので目の前にいるのに乗せる事が出来ないなんて事もしばしば。
回送表示して路駐で食事中も乗ってくるし、ガススタンドでまだ給油中の車に乗せる事もある。給油中は必ず車外に出て待機しないといけないのだが、手持ち無沙汰で
ボッケーーーーー🤤
としてる所に「乗って良い?」と現れると何だかバツが悪い。
しかしそんな時は外からドアを開けながら
飛んで火に入る夏の虫←ヤメろ
と一瞬ニヤケながら、まるで車が大きな虫カゴに見えてしまうのであった。←ヤメろ
夜になると、街灯があっても特定の条件でこちらからは見えにくい所や、完全に真っ暗で視認し辛い所で見過ごす事も多くなる。
そんな時、お客さんは意識してやっているのかは定かでは無いが、スマホの画面をかざしながら手を挙げる人がいて、車内から見るとムチャクチャ分かりやすい。
特に夜は絶大な効果を発揮するので、タクシーを良く使う人は試す価値があるだろう。
高菜炒飯。
フォッフォッフォッ!こりゃ旨かっ!
ただの老化だ。😂