boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

じゃがいもパン

朝食にパンが食べたくなった。

発酵時間が短い、ベンチタイムゼロ、しっかり捏ねなくても良いじゃがいもパンを思い出した。

 

元のレシピは遥か昔に福岡で有名なイタリアパン専門店のオーナーに教えてもらったもの。←元部下 

商品名も本当はむちゃくちゃカッコ良いんだけど忘れたなー。

 

・市販のパン用小麦粉   300g

・塩  6g

・砂糖 9g  ←本当は6g 家庭用に変えて見た

ドライイースト3g

・ぬるま湯 195cc

トッピング用に岩塩とオリーブオイル

じゃがいも150g前後

 

下準備

じゃがいもは🥔普通サイズおおよそ1個分。水で洗った後、水気を程よく残したままラップに包んでレンチン2分。爪楊枝などを芯まで抵抗なく刺す事が出来れば良い。→さいの目状にカットしておく。

 

パンの材料をボールで混ぜ合わせ、ひと塊りになったら、キッチンの台やまな板の上で捏ねる。片手で畳んで、もう片方の手で押し付けるを繰り返す。3〜5分続ければ良い感じ。その後生地を広げてカットしたじゃがいもを乗せて包み込む。再び折って押さえてを繰り返し、じゃがいもが生地全体にまんべんなく広がったらボールに移して35〜40分発酵。(35℃)

 

1.5倍程に膨らんだら←指穴テストで確認

ボールから優しく台に移し少し広げて6等分する。→分割されたそれぞれの生地が「長方形で見た目も同じサイズ」を目指して丁寧に広げよう。

 

出来上がった長方形を軽く二つ折りにして、閉じ目を下にしたまま転がしてコッペンパンの形にする。

 

ベンチタイム無し。なので分割から成型までは生地のガスを抜かないイメージで常に優しく取り扱う。

 

天板に並べて、オリーブオイルをたっぷりと塗ったら岩塩を多めにトッピングする。塩がアクセントとなるしポイントでもある。美味しい岩塩を是非。

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ミル付きの一番安いタイプでも精製塩より旨い。国内の市販されているオリーブオイルは規制が無いので怪しい商品も多いけど、色の濃い瓶入りはそれなりに香りも豊かだ。普段使いには充分。

35℃で30〜40分、再び発酵を取る。

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発酵後。

レシピは下火240℃、上火220℃で12分焼く。割と高温。

うちのオーブンは安物なので下火なんて無いし、温度も低めで焼きムラが出来る。230℃で10分、天板を返して←奥のパンを手前にする

更に5分焼いたがやはり側面がうまく焼けなかった。

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きちんと中まで火が入っていたので良いけど。

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あまり捏ねない、発酵時間が短いので時間が経つと固くなる。暖かいうちに食べるべし。皮のパリッとした香りと食感、中身のもっちりと引きのあるソフトな感じが何とも良い感じ。パンに混じってじゃがいもの味がしたと思ったら、ふんわり香るオリーブオイルと岩塩が良い働きをして、そのままむしゃむしゃと食べ続けたくなる。

 

ビール、酎ハイがすすむのであった。🍺