タイトル画面などで空撮から入る映画には割とハズレがない。←個人的に
そんな始まり方をすると、その次のカットは大抵人物や動きのアップ→車を降りるシーンの足元アップとか電話する手元のアップとか口元や視線のアップなどと交互に。
それがどう言う効果を生んで、見る人の心理にどう働きかけるかは分からないけども、そんな冒頭を見るとその後の展開が楽しみになってくる。
映画界に入ろうと知識を深めている人は色んな情報があるんだろーなー。楽しそう。見る側なので何と無く感じるだけ、想像するだけでも楽しいけど。
意図的にやってんのかなー。
ヘリ1機チャーターして撮影まで行うってそれなりにお金や手間がかかるはずだ。
以前住んでいたところで見た映画の撮影では、女性を車で送ってくる数秒のワンシーンを撮るために用意してある大掛かりな照明やら機材、リハーサル、何度も行う撮影に驚いた。しかもアレだけ時間を掛けて準備して撮って流れたシーンは2〜3秒。そこで撮影をするまでの事前の準備、手配、俳優やスタッフとのスケジュール調整等を考えると気が遠くなる作業だ。
それがアクションシーンだったら?想像もつかない世界。だからただ空撮といっても移動する車を上から撮るだけの単純な作業で無いことは容易に想像出来る。
掴みは確かに大切だ。なので特に力を入れる所が冒頭であるのも分かる。
作る側が見てもらう側に納得して貰えるように用意周到に準備する。お店も同じで、作った物がきちんと評価されるように慎重に事を進めなければならない。
それなのに、うまく伝わらなかった人達の一部から批判を受ける事もある。結局好みと言うかそんな世界。伝える側と受け取る側のミスマッチが起こった時に、個別に分析すれば原因は分かるはずだけども、不特定多数を相手に商売をやっているのでそうもいかず、作り手は言いたい事を飲み込まないといけない場面も多い。
映画の冒頭を見ていてそんな事を思い出した。
結局多数派の意見に大きく影響されコンセプトが決まっていく。本当はコレじゃ無いんだけどなーと思って作る。やむを得ず妥協した結果が良かったりもする。
数十億、数百億の商売と数億のお店では業態も規模も違いすぎる気はするけど
まーそんなもんだ 笑!
だからたまに面白くなかった感想も正直に書きますと言う言い訳。
ビルに映る東京ミッドタウン。
裏の公園、今年はどうなるのかな?