両親が共に身体を患って何となく勉学の道を諦めた。←大学中退
当時何かを目指していたわけでは無く、しゃーない、働くか!って程度の事だった。血気盛んで遊びたい時期真っ盛りの10代後半。家計を養う+遊びの為には金が必要だ。大した経験も、知識も無いが体力に自信のあった若者が選んだ道は馬車馬の如く働く事だった。昼夜を問わず働いて、うたた寝すると吐き気を催す程寝不足だったがそんなの御構い無し。
時間の許す限り働いて、遊んでを繰り返していた。
免許を取ってから初めて買った車は知り合いから買った2万円の軽自動車。外観はボロボロでもエンジン絶好調!の頼れるやつ。←ただしエアコン無し
行動範囲が広がって、時間が取れれば目的地不明のドライブに出掛ける。今考えるとこの時から運転と雄大な景色と音楽が目的だった。
そのドライブやツーリングのお共に欠かせなかったのがROCK音楽だった。モノラルラジカセを後ろの座席に放り投げ大音量で流していた音楽。このギターソロが!リフが!リズムが!と興奮、仲間ともそんな事を共有しつつ音楽を楽しでいた。←歌詞やリズム、メロディよりも音!の原型が出来上がる
ブルースなどの黒人音楽から派生して、白人がメジャーにしていった流れは大方合ってる?チャックベリーなどの時代から独特のリズムが生まれ、それはジミヘン、クラプトンなどの出現でアンプで大音量、歪みなど新たな手法で生まれ変わり現代の音楽へと繋がって行く。クラシック以外の音楽は、元を辿れば大体この辺に行き着くのではなかろうか。
エレキギターの出すあらゆる音を表現に取り込んだジミヘン。例のアメリカ国家は戦場の音なんかも表現しつつ...と言うのはあまりにも有名な話だが、ジェフベックなどは当時から活動を続けていて、常に過去、現在、今、未来を融合した演奏を今尚当時の手法で続けている人がいるって驚愕の事実。
他方でツェッぺリン、クイーン、ストーンズ、ビートルズ、ドアーズ、T-REXなど独自の世界観を作り上げた唯一無二の人達もいる。→ボヘミアンラプソディー見て〜
1970年代前後に栄華を極めたこれらのROCKは、1980年代に入るとシンセサイザーなどの電子機器と融合して新たな進化を始めた。来日予定のTOTOの「聖なる剣」が出たのは中学生の時。プログレ、ソフトロック、ニューミュージック、ロマンチックなんちゃら...リズムと音がハッキリしていて全体的に綺麗な音色が新鮮だった。←現代ポップスの基礎かな?
綺麗な音色、音と言ったらヘヴィメタルも忘れてはならない。早弾きなどテクニカルな面と相まって、難解で複雑な楽曲をいとも簡単に毎回規則正しく正確に奏でる所なんてのはクラシックに似ている所もある。
1970以前のROCKを踏襲している事が大前提の海外のROCK。ソウルフルで独特の間やセンスは現地でその音楽に幼い頃から、と言うか先祖代々携わっていないと得られない感覚。どんなに歌や演奏が上手くても、外国人が三味線、琵琶、琴などを演奏してもどこか説得力に欠けてしまうのとおんなじで、日本人がROCKをやってもあちらから見たら同じ現象となるだろう。
そこで...
BABY METALの出番。え?そこ?😂
技術面で言えば世界の頂点と比べてもなんの遜色もない超絶技巧派の人達が日本には大勢いて、その最たるものがBABY METALの神バンドと言われる人達だ。
バックがどんなに爆音で奏でようともその音を突き抜ける澄んだ高音のヴォーカルとの組み合わせを見つけた人は心底驚いたに違い無い。
そしてアイドルとヘヴィメタルの融合と言うとんでもない組み合わせが実現した。
本場が醸し出すソウルフルな感覚、間、リズム、音...それは他国では決して真似のできない物だけど、規律を重んじてテクニック重視のメタルならば元祖と肩を並べられる。そこに唯一無二のヴォーカルと他者を圧倒するオリジナルな演出。
最強の色物が出来上がった。←あえて色物と言いますよ。
ベビメタライブの後はベビメタロスが訪れる。余りにも衝撃的なライブを見てしまったが為に訪れる喪失感。
その喪失感を和らげようとブログにしただけのお話。笑。
アヒージョを片手鍋で。
ハード系のパンが無いのでトーストで代用😅