boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

3年目

確か初乗務が今頃だったよなーと思い出してブログを振り返って見た。2016年9月29日が初めての乗務だった。34回お客さん乗っけて目標にあと千円及ばずと書いてあった。記念すべき初日は4万9千円、惜しい...←目標5万

当時同期が10数名いて密かにトップを目指していた懐かしい思い出。同期は初日に都心には向かわないと言っていたのであえて一人向かったのでした。

 

その後は他の人の売上なんてどうでもよくなるくらい出番のたびにパニック、冷汗の連続だったなー。そして今では当時の仲間は2名になってしまった。

 

能力が高過ぎて働く所を選び放題、引き抜きやらで転職しまくる人は別にして、当時の仲間の志望した動機を聞く限り、他に行っても大差無いと思った。時代が変わってどんなに苦しくても3年続けよとは言わないけども、何か根本的な考え方が違うなーと。

 

家庭持ちの人も多かったので身軽で後がない(笑)私と比べるのも変なんだけど、すぐ辞める人ほど何故か会社に求める物が多かったなーと言う印象。そのうち自分で何か始めるからと軽く言う人もいたけど、自分でやるほどキツイ物は無いよ?とも思った。

 

どんなに小さなお店、会社でも独立となるとそのキツさは一般的に良く言われているのだけども、なんかうまく伝わっていないのかなーなんて事も考える。

 

一般の社会経験がほぼ無い個人的な感想だけど、お客さんを見ていると、普通の人(サラリーマン)は業務に追われる中、キャリアアップの為に資格取得やらお付き合いやらで多忙を極める。常に業務以外でも色んなスキルアップを求めらていて何かに追われているが小さなお店も実はその辺は大差無い。

 

自分で切り盛りするという事は計画から実行までが極端に短い。結果責任は良くても悪くてもどストレートに自分に来るので、言い訳とか人目とかは気にする必要は無い。悪かったら全て自分のせい、逃れようが無い。そこはある意味楽。しかし落ち込む暇もないしなによりも最初はそのダメージや背負っているものの大きさにやられる。自分の家族だけじゃなく、雇っている人を取り巻く者も背負う。誰も守ってくれない、失敗したら即アウトと言う環境は口で言っても伝わらない模様。

 

貯えも大事だけど、それ以上に資金調達とうまく回す事も大切なので、いかに信用を得るか?と利益体質作りの為の動き、設備投資がメインとなって来る。貯蓄とか将来への備えの考え方が家庭とは根本的に違う気がするし、まさに事実と結果だけの非常にシビアな世界だ。

 

人を物みたいに使う悪い会社も実際にはあるけどね...そこはさっさと見切りをつける事も大切だと思う。

 

辞めた人達の事考えていたらなんか思い出したなー。 ←パン屋辞めた人 ←お前が言うなと...

 

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タクシーの車窓から都庁を。勘で撮ったらてっぺん入らず...