boulangerie545の暇つぶし

所持金ゼロから元パン屋が上京して再び出店するまでの日々雑感。倒産、離婚、全てリセット、初めての転職、二度目の転職、関東に移住←今ココ

ロス

コンビニで恵方巻きのポップを見かけるようになった。

 

恵方巻き、それまで福岡では馴染みのなかった言葉なのに、毎年のようにコンビニやスーパー、各メディアでバカみたいに宣伝するものだから何と無く家でも一回やった記憶がある。そして近年、その裏側で大量の廃棄がある事が報道され出し、先日農林水産省から各業界団体に異例のお達しがあった。

 

食品の廃棄問題...確かに頭が痛かった。

 

大量廃棄は大企業や全国チェーン店に限らず当然小さなお店でも発生する。

過去データ、天候、その日の売れ具合...色んな要素から当日決めるオーダー。最終的には自分で判断しなきゃならないんだけどそりゃ大きく外れる事だってある。周辺の行事や他のお店の動向など常に全てを把握しておく事はなかなか難しい。パン屋の場合、追加を決定してから商品が出るまでの時間も長く、一度作り出したら途中で止めることはほとんどの場合不可能だ。

 

そうして余ったパンは...

 

捨てるしか無いんだよね。

 

せっかく作ったのに目の前で捨てる行為ほどこたえる物は無い。これは全ての飲食店に言えること。特に原料から製造、販売までやっている所は捨てる事は何よりも辛い。

 なのでどうしても余ったものは苦渋の決断の末、閉店間際に20%offにする、スタッフに条件付きで無料で持って帰ってもらっていた。→商品価値が下がった物は各家庭内だけで消費してくれ〜と。

 

それでも余る時は余る。そんな食品ロスの問題は余った製品の事だけでは無く、製造中の様々な失敗、人的ミスで落下、システムや製造ラインの設計など色んな課題があってとてもここでは書ききれないんだけども、テナントとして入っていると、外部とのやりとりでもこんな課題があった。

 

テナントを入れている側からしたら、まだ営業時間内であれば閉店ギリギリまで商品は山積みにしとけ!っつーのが大方の意見。閉店ギリギリだろうがお客さんを落胆させない気持ちは良く分かるのだけども、経営状況を無視したそのような指示は本当に困ったものだった。 ロスも見越した価格にならざるを得ないので、デパ地下などの商品が高いのはこの辺の事情も絡んでいるかも知れない。

 

作り手視点だと売り切れゴメン!状態に持って行くのは理想の事なのだけども、法人やお店となるとそういう訳にはいかなくなる事の方が多い気がする。

品物が無けれが文句を言われ、生産量増やすとスタッフが疲弊し、外部からのゴリ押しと一方的なルールの押し付け...

 

大変だったなと。←具体策とか無いんかい!

 

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大失敗のカツ丼...

普通に旨いけど。笑