boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

pizza職人には見せたく無い元パン屋が家で焼くpizza❷

前回はこちら

 

boulangeriemanna545.hatenablog.com

 amazonで頼んでおいたカプートの小麦粉が無事に届いた翌日...

 

商品に印字してある成分表を見るとタンパク質が13%で強力粉であった時点で推測が見事に外れた。普通に捏ねて動画で見ている生地の質感を再現できるのだろうか?と疑問は深まったものの、生地の材料は全て揃っているのでやって見るしかない。

 

と、ここに来て今更恥ずかしいのだが、仕込む直前になって水の疑問が湧いてきた。

 

イタリアを始めヨーロッパの国々の水は硬水で有名だ。イタリアの水質は特に際立っていて、水道水で洗濯をするとパリッパリのシワクチャになるので、洗濯物は靴下はおろか、下着、Gパンなど全てアイロンがけが必須と言うのを聞いたことがある。そこでピザ 水質 仕込み水 などで検索して見ると、水は軟水でも良いよ〜と言う日本のピザ職人の記事を見つけ一発解決←コンビニに行くのがめんどくさかったw

 

これでようやく生地を仕込む事が出来きる。

 

仕込み水に塩を溶かしてそこに小麦粉を投入。イーストは市販のドライイーストしか無いので事前にぬるま湯で溶かしたものを投入。ここからはいつものパン生地同様にのんびり捏ねる。少し固いかな?と思ったけど、この後長時間発酵を取る事、試作の第一号はレシピ通りに!の基本に沿って調整せず。常温で60分発酵させた後に分割、丸めてから湿らせたハンカチを乗せて部屋の片隅に放置して最低6時間の発酵を目指した。

 

トマトソースは、1号トマトホール缶にフレッシュバジル少々、塩を多目に入れバーミックスで砕いて完成!と言う最も簡単な方法を選択。←めんどくさ...

 バーミックスなんて無いので、いつもの超便利な安価フードプロセッサーにて3分で完成。フードプロセッサーについてはこちら↓

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生地の完成から8時間経過...

 

 

まずはうちのオンボロオーブン、最大火力250℃にて余熱開始。動画で見た通りにフチを作り引っ張って伸ばす。

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トマトソース→モツァレラ→粉チーズ少々→フレッシュバジル→エキストラバージンとこれも動画の通りにトッピングし、天板に乗せてオーブンへ。(リスは手粉っす)

 

6分位経ってから、生地の周囲が少し盛り上がって固まって来たのを見て、ここでいよいよ秘密兵器の投入だ。

 

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バーナー 笑

 

オーブンから鉄板を少しだけ出して周囲に焼き色を付けた。

生地の下にほんのり焼き色が付いていた事、ソースが乗っている部分が予想よりも膨らんでい無い事(と言うか全体)を見て焼成完了とした。

 

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完成〜!!

 

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全然膨らんでい無いんだよね...

 

しかし!!

 

これだけ薄いにも関わらずモチモチ感のある生地(生じゃ無い?w)

 

そして何よりも、周囲の焦げた部分を食べて驚いたのだが

 

 

まさに、あの味だ!!!

 

生地に投入した3%の塩は気になら無いし、ちょっとしょっぱい?と思う一歩手前の塩加減で作ったトマトソースも良い感じ。モツァレラがタンパクな味なのでバランスが取れている。勿論お店の味には敵わないが、家でこれくらい再現できれば良いのでは?と充分に欲望が満たされる結果となった。

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2枚目。生地量は平均的な230g前後よりもかなり少ない150g。 

1枚目よりも厚めに伸ばして長く焼くと多少のボリュームアップに繋がった。

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さっきより良い。充分、充分。ワインがうまかばい。🙆‍♂️

 

生地さえ仕込んでいれば後の準備は簡単。これはリピートするな〜。