boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

アリータ:バトル・エンジェル❷ ※少しネタバレ

初見の映画好きブロガーさんが前回の❶に星を付けてくれていた。←しかも若いのに評論家並みの記事

どんな思いで読んだのだろう...

 

 

すまんな。

いや、ホント御免なさい。

 

さて、本題。

この映画、「ボヘミアン・ラプソディー」や「アリー/スター誕生」「アクアマン」を鑑賞時に予告を見て知ったのだけど、予告を見た時は正直引っ掛かるものが全く無かった。あの目を強調した主役のキャラクターを見て、主役がCGってどうなん?しかもあんまり可愛くねぇし、予告でありきたりなストーリー全て丸出しやん!と思っていた。

 

ところが公開が近づくに連れ増えるネットの記事や動画を見ているうちに、原作が日本の漫画作品「銃夢」だと知る。→1990年から5年間連載されたらしい

こうして試しに検索してみよう〜となって、既にアニメ化されていた原作を数本見た。

 

これが...

 

 

全く面白く無い  笑

(個人的な意見です)

 

劇場の予告で見たある程度推測出来るありがちな流れ。でもアニメ版はその想像の世界を端折り過ぎているせいでどうも色々と説得力に欠ける。1990年頃の作品なので仕方無いのかなーとも思ったけど、じゃあ何故キャメロンやロドリゲスがこの原作に惹かれたのか?と思うようになった。

 

多分漫画は面白い、アニメ化が失敗なのか?色んな疑問が出来たおかげで逆に見たくなってしまった。ロドリゲスが短縮した撮影台本をキャメロンがとても気に入った、どこを短縮したのか分からないほど完成度が高かったらしいと言うエピソードもとても興味をそそるものとなった。あのアニメをどう映像化するんだろう?と。

 

映画はアニメで見た不自然な流れを見事に一掃していて、その想像の世界が実際にあるかのように美しい映像+脚本で説得力を増していた。

サイボーグが生身の人間に恋する展開は見事だし←心臓差し出すシーンとかキスシーン

何故記憶を無くし、何故彼女は強い?恋人役である男性の怪しい役所や、博士の過去も丁寧に描かれていて人間関係もアニメのように破綻していない。←ここ大きい

 

そして何よりも、予告だけ見て期待する見どころシーンは意外と少なくて←バトル

アリータ が予告から想像するキャラと微妙に違うあたりも良い意味で裏切られた。先日見た「アクアマン」のように、これでもか!と詰め込み型の映画を想像していたのだけど、見どころを、見どころとしてきちんと活かす演出も嬉しい誤算。

 

そのおかげか、映画終盤になって、これは絶対完結出来ないなー、もう終わっちゃうのかーとなり、続きが早く見てみたい!!!と次がとても気になる展開で終了。

 

架空の世界こそ「細部にこだわる」と言うキャメロンの意向を見事に受け継いだロドリゲス!!近年のヒーローものとはちょっと違うなかなか見応えのある映画だった。(軽いノリで楽しもう!てとこは忘れずに。)

 

映画中盤になるとあの巨大な瞳の違和感が無くなってくる。演じた女優さんも素晴らしいとは思うけど、CG?による細かな表情の変化もよく出来ていて、演者の表現もAIとか最新のテクノロジーでどうにでも出来るようになってしまうのかな?なんてふと思ったけど、最新技術と人間の融合で生まれた新しいキャラの登場が新鮮で良かったな。多分人気が出るだろうなー。恐ろしい時代だ。

 

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フォカッチャを焼きながら。

明日サンドにしよう〜。