小雨降る中到着したさざえ堂。
一見設計ミスっぽい?
龍が巻き付く迫力のある正面から入ると
まずは右回りにスロープを上って行く。
お札がベタベタ。
頂上の天井も同じく。
ここを渡ると左回りに降りて行く。
軽く方向音痴の私は説明見ても理解出来ず...笑
常に同じ箇所をグルグル回っている不思議な感じ。
出た頃には雨も止んで来て
厳島神社を通って観光を終えた。何故あそこと同じ名前なのはか知らない(無責任w)
さて、再びスロープ前の土産物屋に戻って来ると、各お店のおばちゃんが皆一斉に声を掛けて来た。
「おはよう〜!どこから来たの?見るだけでも良いから!」
どうせ暇だし見るだけ見てみるか、ただし買わないぞ!と心に誓って入店。
伝統工芸品の会津塗、絵ろうそく、福島三大酒造の説明などを丁寧にされてすっかり話し込んでしまった。
買っとるやないかい!!!!
(ちゃんと使うしw)
会津絵ろうそくは、文字通りロウソクに美しいお花の絵が書いてある物。お墓まいりの際、何らかの理由で生花が手に入らなかった時、それだとあまりにも寂しいからと始まった文化らしい。そんな何とも癒されるきっかけを聞いてよほど買おうかと迷ったけども、今の部屋にはどうにもマッチしない&使う場面が無いので却下。
こうして充実した観光(お参り)を終え、次はここから5分程で行ける「末廣酒造 嘉永蔵」。福島三大酒造の一つで、嘉永3年(1850年)創業の伝統と格式のある酒造メーカーだ。前回会津若松に泊まった際の宿で日本酒を堪能して以来その名前は覚えていたのだけど、同居人のおっさんの同級生が運営しているとの事で、再度ここのお酒を貰った事もあった。←これがまたスゲ〜旨い
調べると、毎日無料見学会&試飲も行なっているとの事でこれは行くしかないでしょ?
(試飲はできませんが)
再び降り出した雨の中到着した嘉永蔵。目の前に無料の駐車場があります。
中は純日本家屋&現代改修版で
どこを切り取っても絵になる美しさ。機能的かつ洗練されたデザインに、ここを見ると近頃の勘違いシンプルデザイン(インテリア)や一見すると断捨離か?wのチープさが思わず露呈してしまう瞬間。生活に必要な家具はキチンと揃えましょう。←推奨
隣には売店もあって、ここでしか買えない銘柄も多数取り揃えてある。
約30分置きくらいに毎日見学会が開催されているらしく、入店した時は私の他に女性客1名、10:00になって2回目の見学会時には3組ほどの男女ペアが増えていた。
ブログを書きながら待っていると、やがて時間となり靴を用意された物に履き替えてから説明がスタート。製造工程はある程度理解しているものの、現場を見学しながらの説明は毎回興味津々。こういう時って、頭の弱い私は疑問点がビッシリ!でwいつも速攻質問攻撃なのだが、今日は説明する人がまだ不慣れな様子で、言葉を切らさずに話し続ける事に精一杯の雰囲気。いらん事せんどこ、と思ったので珍しく沈黙したw
後から捕まえて色々聞いたけど
以前行った鹿児島の白金酒造は焼酎だったのだけど、あちらは麹菌から派生する酵母が主な発酵要因、こちらは麹菌+醪に加えた酵母菌との複合発酵の為管理が難しいとの事だった。けれども、白金酒造の壁は土着した酵母で真っ黒だったのだけど、こちらの壁はやたらと綺麗だったのが気になった。また今度聞きに行こう〜。
一階で一通り酒作りの現場を見た後は、二階に上がって杜氏さんはじめスタッフ達が寝泊まりしていた所などを見学。当時の生活感が色濃く残っていて色々と刺激を受ける。
一画には野口英世の直筆の書や貴重な展示物、写真も沢山あった。
左が実物の書。創業者の親類と血縁関係にあるらしいっす。
敷地はかなり広く建物内にはカフェやイベントスペースなどもあった。
そしてここに来て一番驚いたのは、創業当時は色んな事業も展開していてパン屋で必須の竿秤りも製造していたとの事。
私のは違うメーカー品だけど、年々製造数は減ってくるだろう。
この世を去る前に大切に次の世代に受け渡したいなぁ。
酒も買ったし、かなり充実した見学会であった。
まだまだ、続くよ!