気付けば自炊三年目に突入している。しかし何度か書いている通り、料理の腕はプロの調理師と比べると月とすっぽん、雲泥の差で劣る。ただし、パン業界に入る前に調理師ごときを一瞬経験しており、パンに使うフィリングはほぼ自家製だったので、切る作業や火入れ作業が一般の方より多少優れている程度。なので、自炊始めて作る料理は初物尽くし、下調べが欠かせない。
と言うことで、今最も食べたい!物の一つ、牡蠣フライにトライして見た。
深夜スーパーで見つけた2パック500円台の生食用の牡蠣。(加熱用だと思って買ったけど)宮城県産と言うのが気になり買って見た。門司の牡蠣小屋が密集している辺りの牡蠣は元は宮城県産だ。その宮城県産の牡蠣を、門司の土壌で育てるとこれまた違った特徴が出てくる。小粒ながら濃厚て旨い!その牡蠣をいつも美味しく頂いていた。
ちなみに過去最高に旨かった牡蠣は広島産。広島出身の部下が持って来た牡蠣や厳島神社で食べた養殖で無い牡蠣は、粒が大きい上に最高の風味と後味。安物を食べると大抵5〜6個で飽きてくるのだけど、広島県産は永遠に食べ続ける事が出来るなと思った。
で、色々調べているうちに、真水で軽く洗う、衣をつける前は小麦粉を水で溶いたものを使用、揚げる温度は180℃で揚げ過ぎ注意などのポイントが分かってきた。フライに適しているのは加熱用で、生食用は殺菌の為の処理で旨味が薄れる事も納得。作る時になって買って来た物が生色用だと気づき落胆すものの、準備万端、もう後には引き返せない。いつものように洗濯中に下準備を始めた。
牡蠣フライに必須のタルタル用の茹で卵、玉ねぎ、付け合わせの千切りキャベツたち。
シチュー用に¥50で買っていたイタリアンパセリがなかなか良い働きをする。パセリはフレッシュが一番!だと再認識、見切り品を見つける度に買って冷凍しておこう〜。
揚げ始めてパン粉不足に気づき、コンビニダッシュ!のおまけがついたのだけどw
何となく形になった。
小粒なので2個合わせて揚げている。
濃厚で美味しい牡蠣特有の旨味を堪能!とはいかないまでも、牡蠣のあの独特の風味をさっぱりながらも楽しむ事が出来た。定食屋とかファミレスレベルかな?
いやー十分!十分!大満足!!
食べたい物を求め評判のお店にすぐに出かけるようになると恐らく今の生活のバランスが大幅に崩れる。笑
そんな生活ゆえの自炊。
楽しいし肥やしになるから良いのだけども、鰻はさすがに外食かなー。
関東の鰻と蕎麦の文化(こだわりや歴史)は最近あらためて驚いています。