合宿で相部屋になった人は、佐藤さん、鈴木さん、田中さん 。そんな日本の苗字ベスト3みたいな人達に加え、新宿生まれ&新宿育ちで身長は私と同じくらいの還暦ナイスガイ。
「心はいつもニュートラル」
張本似のおっちゃんは、何かあるとこの言葉を口にしていつも口笛を吹いていた。今回もまた、鈴木さんが例によっていじられ役で、ナイスガイは 教習で新たな知識を得るとすぐに鈴木さんで試そうとする。
自動車学校に必ずあるシュミレーション。
色んな場面を設定して画面見ながら運転するやつ。
悪路、危険予測とか色々あるんだけど、危険予測なんてのは、普通じゃ考えられない所から人や車が飛び出してくる。我らおっちゃん達は「これは成績には関係無いじゃん?」て事で、賭け 勝負に出た。
誰が一番多く人を轢くか?事故るか?ゲーム!!
普通は事故しない数で競うんだろうけども...笑
てなことで始まった訳ですが、トップバッターの鈴木さんは序盤から快調にはねる。周りは大受け。むっちゃ飛ぶよね?アレ?一応教官の目もあるので、鈴木さんはわざとじゃないよアピールも欠かせない。そして4人プラス2台が鈴木さんの成績。事故は全てリプレイで解説されるので、やたらと時間がかかる鈴木さん。
続くは「心はいつもニュートラル」のナイスガイ。
序盤から...
当然安全運転。笑!
皆最初から薄々気づいていた。鈴木さんはホント真面目なんだからさ〜。路上に出て3人くらいで同乗するときは特に盛り上がる。元々人も車も特に少ない地域だからシュミレーション効果もあってか出てくる人が皆怪しく見える。
ナイスガイ「先生!今のは絶対エキストラでしょ!!」
先生「...」
ナイスガイ「いや、あれは絶対食堂のおばちゃんだ」
先生「...」
ナイスガイ「あんな小さな路上清掃車なんてあるわけないじゃん!絶対ハリボテだ!」
先生「...」
講習で心肺蘇生なんてやったらこれまた良いオモチャを見つけたとばかりに張り切るナイスガイ。二種免許の救護は一般のものよりより詳しい講習がある。見せられたVTRの中には、内臓が飛び出した人の処置方法なんてのもあった。(結構リアルに作られていた)
教官「くれぐれも、慌てて中に押し込むことの無いように」!!!!!!!←知ってた?
出来ませんよね、普通。正しい処置は、出ているものをお腹の上に乗っけて周囲をタオルで囲んで全体をガーゼなどで覆う。
ナイスガイは私に耳打ちする。
「鈴木さんの卒検の時さ〜、講習で使った人形にホルモン乗っけて、路上に置いておこうぜー!」
二種免許取得者は目の前に救護が必要な人がいたら放っておくことが出来ない。→放置すると救護義務違反です。
この案は、鈴木さんだけでなく教官の反応にも凄く興味が湧いた。勿論しなかったけども...
今回の合宿、これだけが心残りでならない。
夏も終わるな〜。
ちなみに書いときますが、このグループ全体の卒業時の成績は、福島にあるとある自動車学校始まって依頼の高得点をマーク。グループ全員が揃って高得点(ほぼ満点)である事は非常に珍しいそうで教官が驚いておりました。(真面目にやってたアピールも一応)笑