boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

今年最後のお仕事 〜少し振り返り〜

一言で言うと、もう2度と味わいたくない激動の一年。

 

正確に言うと1年2ヶ月。

 

「死」さえも覚悟した嫌な年。

 

元嫁はトライしたけど。2度ほど奇跡的に助かる。

 

もう、馬鹿な真似はすんな。

 

全ては私の責任でもあるけど。

 

移転に掛かった予想の斜め上の費用に移転先の工事の大幅な遅れ。

収入が無いまま次のお店が立ち上がらない苛立。

 

1ヶ月経ち、2ヶ月経ち....半年経過。

 

明日までに納める¥300万とか¥400万とか...

金策に翻弄される日々。無事乗り切った時には、何だかバッテリーが切れてしまった。

ここまで疲弊して尽き果てたのは初めてだった。

 

まだ、まだ、修行が足りんね。こんな感じ、乗り切った人は世の中に沢山いるのにね。

でも、リセットして見て気付いたことも沢山あった。あのまま走り続けても、もっと悲惨な結果だったのかな?とも。今は何のストレスも無くのんびりやれてる。

 

この普通をギリギリまで楽しもうと思う。

最終回で劇的な逆転負けしたけど。

 

本人は延長戦気分。

 

悪天候で、順延になって、まだ、勝機はあるかな?と言う感じ。

順延状態になった今来たるべき時に備えて十分に休息しておこう。

作る事に特化して来たけど、ここ数年は、違う事を極めよう。

 

店も家も、2〜3件目してようやく理想が叶うって言うでしょ?

そこに近づいていると思えば良いんだ。

延長戦本番は、勝ちに行くよ?

しかも、良い感じに力が抜けて、楽〜に。

 

取り敢えず今は、目の前の仕事はキチンとやってこの業界でも何かを得たい。

どんな環境でもちゃんとやっていれば何かしら得るものがある。

 

毎日休憩する公園は「高橋是清公園」。

 

第20代内閣総理大臣で、日露戦争による破綻寸前の日本経済を戦後初めて国債発行して救った人物だ。

 

この人も

「いかなる場合でも、何か食うだけの仕事はかならず授かるものである。その授かった仕事が何であろうと、常にそれに満足して一生懸命にやるなら、衣食は足りるのだ。ところが多くの人は、現在困っていながら、こんな仕事ではだめだとか、あんな仕事がほしいとかいっているから、いよいよ困るような破目に落ちてゆくのである」

と言っている。

 

小さな公園に碑が建っていて調べて見たら凄い人だった。

なんだ、気が合うじゃん!!笑!!

 

明日から「コレキヨで一服するかなー」

とか、頭の中で言いません。すんませんでした。

 

そして、この人はこんな事も

「不平を起こすぐらいなら、サラリーマンたる己れを廃業して独立するがよい。独立してやれば、成敗いずれにせよ、何事も自分の力量一杯であるから、不平も起こらぬだろう。けれども、この独立ができないならば、不平は言わないことだ」

 

確かに。

 

今の会社は厳格にルールを守っている。

けれども、結構愚痴を聞く。

それって会社に言う事かな?てのが多々ある。

 

守れてる感満載なのにな。

 

いつも星をつけて下さる数名の方々。今年は大変お世話になりました。

少しふざけたヤツですが、だいぶ前にも書いたのですが1人になった時は風呂で洗髪する時に、目を瞑る事が出来なかった時期がありました。狭い浴室の空間で目の前が暗くなると孤独で恐い。精神的に少し不安定な時期もあったようです。けれども介護の施設で癒され、ここで数名の方に読まれただけで安心し、おかげさまで今は普通に生活しています。

 

ありがとうございます。

それでは、皆様、良いお年を!

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