boulangerieの暇つぶし

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井上尚弥選手、アメリカデビュー戦

本日WBO世界S・フライ級タイトルマッチ。井上尚弥選手のアメリカデビュー戦だ。

 

現在旨い天ぷらを食いながら至福の時。😁

 

対戦相手はアントニオ・ニエベス。現在フライ級7位、20戦17勝9KO。プロアマ通して過去にKO負けが無いのが売り。

 

対する井上選手、表情がゆるい。相手と対峙した時には、キリッ!と引き締まって力が抜けているのに、闘志が見える。←まだ若いのにスゲー!

 

1R、がっちりガードしているニエベスに対して、 槍で突くようなすげぇー伸びる真っ直ぐなジャブ。様子を探る?立ち上がりは互いに慎重なのだが、無難に一通りの攻撃を試す井上選手。

 

開始30秒で破壊力抜群の右炸裂。

パンチって、腰を入れた渾身の一撃か、ピンポイントで急所にヒットさせないと相手はなかなは倒れない。共に極限まで技術を高めて来たもの同士の戦いだ。当然。

 

かと言って、毎回繰り出すパンチが全力だと体力は持たないし無駄な力が入って逆に威力が半減する。

 

なので、7〜8割の力で破壊力があるパンチを撃ち続けることが理想なんだろうけど、井上選手の繰り出す殆どの7〜8割のパンチは、相手から見たら常に100%全開のパンチ。

 

ガードの上から最初にあれを食らっただけで、毎回相手が怯むのが見えてしまう。

 

とは言え、層の厚いアメリカで戦って来たニエベス選手。強烈なパンチを貰いつつも、1Rからカウンターやボディブローを返す。

 

ガードが固い相手に距離を詰めいつものようにプレッシャーを与え続けるが、守りに徹しているそこそこの実力者に対して攻め倦む井上選手。

 

いや、この時点で完全に見切っておりどうやって派手に倒すか?と、ただダウンさせて勝つと言う目的の、更に上を目指していたのかな?

 

2R後半でダウン寸前のパンチを貰い3Rで防戦一方のニエベス。それでもガードが固い相手に対して

 

4Rは距離をとって戦法を切り替えた井上選手。攻撃力だけでは無くディフェンスも神。

勿論遠い間合いからも楽に打ち込む。

 

完全に井上選手の術中にハマっている。

これで隙が出来たら終わりだ。

 

誰もが理想と思う試合の組み立てを簡単に作ってしまう井上選手。見ていて本当に頼もしい。

 

井上選手の試合はもう勝つのが当然でどうやって派手に倒すのだろう?とそんな目で毎回見てしまう。

 

スゲーなー、楽しいなー。

 

派手なダウンシーンは見れなくて残念だったけどもアメリカに対して十分にアピール出来た試合だったと思う。

 

あ、6R終了後、相手が戦意喪失でギブしました。

 

自分の能力を圧倒的に上回っている相手と対峙した時のなんとも言えない絶望の眼差し。ニエベス選手、辛いだろうけど乗り越えて欲しいものだ。

 

22歳、まだ14戦目。全てを兼ね備えた井上選手の今後から目が離せない。

 

後日追伸。

桐生選手の話題で報道が小さすぎる!!

桐生選手も歴史的快挙で凄いんだけどね。

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バターw

なんか買ってしまった。