密かに本命の革ジャンについて調べると冬は寒いと。バイク用品では電熱インナーなる物があるので何とかなるかとも思ったけども防水性に弱点があるとの事。
そっかぁ、残念、革ジャンは来春に。
という事で、他の物を探しに三鷹市にあるクシタニのショップを目指して9:00過ぎに寮を出た。ルートには、いつも失敗する地獄の渋滞必須の環七を避けて環八を選ぶ。
三鷹市近辺に入ると仕事でも通った事のある見覚えがある風景に変わった。
ここら辺も道路脇には見事な銀杏の木。所々にすっかり葉が落ちたものからまだ葉の色が緑色のものまであったのだが、全体的にあの見事な黄色と茶色の中間みたいな何とも言えない色が都会の街並みにも映える。
ゴミゴミとした都会ならではの電線や、新旧入り混じる住宅街、申し訳なさそうにポツンとあるこじんまりとした公園や学校...
何処にでもあるような殺風景な街並みも銀杏の木の独特な黄色が良い具合に差し色になって何とも美しい。前の車が起こした風が道端に落ちている銀杏の葉を拾い上げクルクルと空を舞う。縁石一杯に重なり合った葉っぱがその風につられて動き都会ならではの紅葉狩りを堪能しながら走る。
周囲がまだ出来たばかりであろう道路と店舗に変わる頃、11:00丁度に目的に着いた。
クシタニの店員さんが店舗前にて開店前の清掃を行っていた。
もう入って良いの?のゼスチャーと共に華麗に駐車場に侵入するとエンストする。
メットで見えないクセに苦笑いをしながらバイクを停める。
店内に入ると早速目を付けていた最新版のウェアを探す。あった!これ!これ!!
試着してサイズ確認して即決。余った予算でグローブかパンツどちらにしようか迷いながら、取り敢えずどちらも試着。→どっちも2万前後っておかしくない?
散々迷って同じくらいの値段なら当然パンツだろとなった。
普段着では人生初となる裾上げをしてもらう。→バイク用は丈が長いのです。
バイク用は丈が長いのです。
ちなみに足は長めなのです。←大切な事は二度...
15分ほど待って裾上げが完了すると
「どちらも着て帰ります」と言ってみた。
一瞬目が丸くなった後に失笑した店員さんの顔が面白い。
ここまで来たんだ富士山を見に行くから防寒具合を試さない手は無い。
着て来た服をバックに詰め暑いくらいの防寒性能に感激しながら山中湖に向かった。
15:30、雲が多く背面に太陽がある為またしても想像と違う富士山。
一瞬だけ顔を出してくれた。