boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

上林ホテル 仙壽閣

猿と雪道を堪能して、宿に帰る前に温まって戻ってすぐに大浴場に向かう。風呂上がりに美味しい晩飯。旅館宿泊で至福の時。朝食も晩飯も一番早い時間に予約した。サッと食って、その後に沢山観光しようと言う魂胆。

 

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ホテルの入り口付近。街灯を守る藁の傘?を初めて見た。

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館内から見える所にもある。ホテルの隣がすぐ山の斜面になっていて、どこを見ても風情があって素晴らしい。

 

つーか、ここ館内はやたらと広い。聞くと創業100年近くなるそうで😱平成元年に立て直し?移設?したのだそうだ。それでも30年位経っているのに、どこを見ても綺麗で素晴らしい。

 スタッフさん曰く、古くてアルミサッシの建て付けが悪かったり、壁が一部くすんでいたり...

と言っていたが、館内のあちこちで見受けられる装飾でデザイン的な古さは若干感じたものの、設備は現代の物と遜色なく何よりも格式と長い歴史と文化を感じる。館内のあちこちに屏風、水墨画、焼物、絵画、和紙の灯りなどが展示してあって、所々にある空間、例えばエレベータ前、長い廊下の角に出来る建物内の余白的な場所も隅々まで飾って楽しませてくれる。

 

バブル真っ只中に巨額の資金を投じて贅沢に作られたらしい。なるほどね。

 

何度か改装を繰り返して、現代では当たり前になって来ているバス周りやトイレで必須の設備、各種アメニティの充実は勿論、部屋で快適に過ごせる工夫が沢山あった。 そして何よりもスタッフさんのサービスが行き届いており皆自然。創設者の思い?を皆んなで守っているんだろなあーと感じました。

 

あと、部屋や広い館内が隅々まで暖かい。寒冷地なので空調効かせて当たり前って感じだけど、厳しい寒さを迎える地域ならではの暖房が初体験で非常に心地良かった。

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これ、なんて言うだっけか?トイレや洗面所、部屋の隅や廊下の足元に設置してあって快適。空調だと不快な風や乾燥が気になるが、周辺の空気を優しく温めてくれるから広い部屋の移動にストレスが無い。ある意味今住んでいる部屋よりも暖かい。

 

そんな快適な状態だったので期待に胸が膨らむ晩飯。時間になると部屋まで迎えに来てくれて仲居さんと個室へ向かう。

 

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緑のテーブルがアレなんだけども前菜が用意されていた個室。椅子に座って食べ易かったな。

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隙見て前菜パチリ。

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王道の和食。久しぶりだ。

地ビールを飲んで日本酒を頼んだ頃に刺身が来た。ナイスタイミング!

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地元酒蔵の冷酒が身に染みる。☺️

 

フレンチにしろ和食にしろ、最後はやはり素材の味を生かす技術がポイントになる。だからそれなりの価格になるお店では自然と薄味になって行く。和食は特に出汁にこだわる事で旨味を凝縮、その風味が後からじんわりと鼻に抜ける時に普段の食事との差を実感する。

 

ここの料理長はその出汁さえも最低限の薄味にして旬の素材の味をより生かそうとしている感じだった。

 

きのこ、ゴボウ、人参、フキ、レンコン、クルミ...

 

一口噛んだらどの食材も素材の濃厚な味が口の中一杯に広がる。出汁の風味は常にその素材を、あくまで優しく包み込んでいる感じ。

 

もう、酒が進むのなんのって。

 

久しぶりの本格的な料理だったからかなぁー。とにかく最高に美味しかった!!

王道の懐石料理っすね。出来立てをその都度運んでいただきしっかり堪能致しました。🙏

 

おかげて飲みすぎてこの後観光に行きませんでした。  

 

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 部屋風呂でまったりセクシーショット。

 

チャン、チャン!😅