とある事をきっかけに久しぶりにキースジャレットを聞いた。
ちなみに毎度書くが、音楽の知識ゼロ、楽譜も読めなければ楽器も弾けないただの素人の感想だ。
キースジャレット
基本はジャズ?でも音楽を実際に聞いたら分かるように、クラシックともジャズとも取れるが、結局どちらとも言えないようなオリジナルの音が特徴的。←素人丸出し
日本公演も多数おり、聴衆に対して厳格なマナーを要求する、演奏中は自分の世界に入り込むのか時折奇声を上げるなども有名。
聞いたのは賛否ある伝説のケルンコンサート。何よりも彼を有名にしている「完全即興」の醍醐味を堪能出来るアルバム。尚このアルバムは、世界で最も売れたジャズソロアルバム、又は最も売れたピアノソロアルバムらしい。
Keith Jarrett - THE KÖLN CONCERT - complete, Tomasz Trzcinski - piano
素人から見たらまずこの「完全即興」が信じられない。ジャズもある時期からあるジャンルに関しては即興ブームが起こったのだけど、音を奏でる人の頭の中はどうなってんの?となる。
沢山のフレーズとかの引き出しが一杯あって、瞬時に上手い具合に組み合わせる技術っぽいけど、最後はきちんと一つの作品になる。この辺はプロの方から見たら理論的に異論があるかも知れないけども、何故だか大きく感情が動く。
よく分かっていないのに、何だろな、アレはと。
過去の音楽関係の偉人達の言葉や伝説で音が降りてくるとか降ってくるとかたまに聞くけど、無我の境地に入ってるんやろか?
あと複数人で演奏する時もライブで見かける息のピッタリあった瞬間。バンドとかやっている人からしたら最低限の事で当たり前の事かも知れないけど、リズム感の無い私はいつも驚愕。演者も気持ち良さげで羨ましい。それぞれの楽器が調和、融合し、奏者と観客の気持ちがなぜだか一体になる。
一つの楽器演奏ならば、個人的にやはりピアノが一番心落ち着く。ピアノや演奏の環境が良ければ最強だ。
そして即興、ピアノで思い出すアーティストで以前お世話になった伊藤志宏氏。
この人もライブ時は必ず即興が入る模様。ジャンルもキースジャレットに似てると思う。実際は良く分からないけどね。即興で尚且つ息が合うとか不思議で仕方ない。
Kazuma Fujimoto / Shikou Ito "Wavenir"
イヤホン付けて大きめの音量で聞くと微妙な音の変化や強弱によって音楽がよりドラマチックに聞こえ出す。ギターの音色や二人の掛け合いも素敵。頭を真っ白にして音に身を委ねると、その時の感情が悲しい旋律で更に深まる時もあるけど、結局最後は気分が上向くんだよね。まさに音楽の魔法やなーー。
音を奏でる事が出来る人は、レベルの差は関係なくホント素晴らしいし羨ましい〜。
時間が無い時はスクランブルエッグでも案外イケるたまごサンド。←時間がある人