定期的に見る大好きな映画の一つに「ボーダーライン」がある。2015年公開、ドゥニ・ヴィルニーブ監督、主演はイギリスの女優エミリー・ブラント。この監督さんは「ブレードランナー2049」でも抜擢された人で、それはこの「ボーダーライン」があってこそ。
映画は麻薬カルテルとアメリカ合衆国との生々しい攻防をFBI捜査官であるエミリー・ブラント視点で描かれた物だが、見終える頃にはベニチオ・デル・トロ主演の凄まじい復讐劇に変わる所の演出がとても印象に残る。
そもそも原題は「殺し屋」を意味するあちらの言葉。洋画が邦題になって印象が変わってしまって残念な物も色々とあるのだけども、この映画に関しては終盤に畳み掛けるカタルシスを得る為にもこの邦題は正解だったなと。たまたま何かなぁ〜。
冒頭3分でリアルな世界に引きずり込まれ、その3分後、その後の壮絶な戦いを予感させる描写と序盤に次々と現れる伏線。
サンダルばきの組織のボス、怪しげなベニチオ・デル・トロ、メキシコ人汚職警官と質素な暮らし、カルテル撲滅の為にその腕を買われてスカウトされたはずなのに無下に扱われるエミリー・ブラント...
全ては衝撃のラストまでの伏線だ。
そんな「ボーダーライン」の続編が現在公開されている事を知ってむっちゃ興奮!!さっそく見に行った。
しかしいつもの川口の映画館でやっていない!調べると板橋か亀有の劇場との事。どちらもバイクで10キロほど、20分もあれば行けるのでどちらにしようか迷ったけども、普段行く機会が少ない亀有へ向かう事にした。
いつものように環七に出ると、頭は亀有、体は板橋に向かっていた。←思いっきり逆に行っただけだ。少し都心から離れると、特に寮からだと未だに方向音痴が続いていた。
気を取り直して環七を急いで引き返す。
環七は都心を大きく円で囲う環状線。どの方面から環七に出ても取り敢えず走っていれば会社や家に辿り着く。最近良く使うルートなので交通状況が良く分かる。立体交差が多いのも特徴で、その立体交差が近づいた時、遥か前方の状況をきちんと予測出来ればバイクだとスムーズに走る事が出来る。
こうしてノリノリで最初の鹿浜付近に戻ったのだが、ボーダーラインを超えていた。
上映時間に間に合わず...
明日こそ見に行く!と固く誓うのであった。←何の話だ?
やたらと天気の良かった三連休初日。
青山墓地にて。