boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

第二の人生

ほんの100年程前までの平均寿命は50歳を切っていて近年になって急速に伸びた寿命。その100年程前までは、人間も含めてほとんどの生物が第1の人生で終わりを遂げていた。

 

第1の人生→子孫を残したらお役目終了〜。

 

悲しいけど生物学上は当たり前のことらしくて、人類が生まれてからは人も何十億年と繰り返してきた事実。

 

所がここに来て平均寿命が急激に伸びて第二の人生なる言葉が生まれた。医療の発達で無理やり伸びたとも言われるがその辺は一旦置いておいて...

割と早死にしたうちの両親、祖父母にしたって実際は70過ぎまでは生きたので寿命は確実に伸びている。

 

子育てが終了する、定年を迎える、家のローンが終わる...色んな形で迎える第2の人生とやら。ある人はのんびりと余生を楽しむ、ある人は引き続き仕事を頑張る、資金にゆとりのある人は何か世の中の役に立ちたいなど選択肢は人によって様々。仕事のスタイルも選択肢が急激に増え、投資なども含めると第二の人生設計は多種多様だ。

 

それぞれが身の丈にあったお好みで選択すれば良いだけの話とは思うのだが、突然生まれた第二の人生なる言葉が一部混乱を招いているのかな?と思う時がある。

 

今までになかったライフスタイルなので関連記事も多く、毎日のように様々な生き方が提案されるので確かに迷う。😓

 

私の場合第一の人生があっという間になくなった。あっさりと幕を閉じた。文字通りあらゆるもの全てが無くなった。

 

それでもすげー楽しかったので、もう一回1から第一の人生を楽しもう!と思っている。また1から?とも少し思うが、何事も初体験だった第一の人生とは違う気もするのでなんだか楽しそうなんだよね。

 

余生を楽しむ程余裕が無いって現実も有るのだけども、2倍人生を楽しめると思えば少しは楽になる。

 

何が言いたいかと言うと、第二の人生を歩むのに今の所正解は無いと思う。皆んな好きにやって良いと思う。お好みで。

自分の人生なんだから他人の人生は参考程度に留めておく方が良い。特に自己啓発本や成功者の助言、宗教さえも第二の人生には役に立たない。

 

だって今までに無かった物だから。

 

選択肢が多いってのは悩める最大の原因ではあるのだけども、選択肢が一つか二つに限られる国は他に山ほどある。

 

贅沢過ぎる悩みと思って感謝する事も大切なのかな?と思うのでした。

f:id:boulangeriemanna545:20181126214056j:image

すき焼きに生卵つけないのは信じられない派である私。