boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ジョーカー❷

ババを引いた翌日w(当日)、ドジャースの勝ち星スタートに歓喜しつつ話題の映画「ジョーカー」を見に行った。

 

 

 

 32℃ってなんだよ!

 

さて、映画「ジョーカー」は、バットマンシリーズに登場した悪役のジョーカーにクローズアップした作品で、彼が何故悪の道へ進むことになったのか?の詳細が描かれたホアキン・フェニックスの名演技が注目の話題作。ヴェネツィア国際映画祭では最高賞の金獅子賞を受賞、早くもアカデミー賞最有力作品としての呼び声も高い。

 そのあまりに高い前評判の為、酷評してやろうと見に行ったのだけど←ヤメとけw

個人的には終盤で全て逆転したなー。

 

映画の三分の二くらいは、精神疾患を抱えるおじさんの苦悩を描くドキュメントかよ!見たいなノリだったのだけど、ホアキン・フェニックスの演技力で、それはそれで良いのかもなぁと妙に納得して見ていた部分もあった。ただ、余りにも見事に演るが故に、正直ちょっと腹立たしい思いもした。

 

良く言えば個性的、悪く言えば近寄り難い変わったヤツとして捉える事も出来る彼のとある特徴。大袈裟に表現する事で世間一般の影に隠れたマイノリティーの人達を表しているのかな?とも思ったけど、ちょっとクドイのでバカにしてないかい?との感情が出て来た。こう言った感情が出てくる事自体が、自分の中に偏見や差別的な考えがあるのだろうか?と見つめるきっかけにはなったのだけど、終盤の怒涛の展開は、あの「ダークナイト」を彷彿とさせる世界観となって一気に引きずり込まれてしまった。

 

あの時、そこで、同時に? いやージョーカーとウェイン一族との関係が暴かれると同時にやってくる終盤のカタルシスはお見事!帰ってすぐにダークナイトシリーズが見たくなった。(制作陣営は違うだろうけどかなり意識してるよね?)

 

そもそもジョーカーと言う架空の悪役を一躍有名にしたのは「ダークナイト」内でヒース・レジャー演じるジョーカー役が際立っていたから。映画「ブロークバック・マウンテン」で禁断の同性愛を見事に演じ一躍時の人になった後に出演した「ダークナイト」で、今までに無かった強烈なカリスマキャラクターを作り上げてしまった。

 

一見豊かに見える先進国社会の闇。

自由で豊か過ぎる故に起こる様々な矛盾や葛藤から起こる社会問題に対し、劇中では善と悪の両者それぞれの苦悩と葛藤→変化を描く事で混沌とした社会に警笛を促した。

 

単なるコミックアニメの世界から社会問題を描くような映画に派生させるってどんだけ?笑

二人とも基本は超絶イケメン!なのに、こう言った役もしっかりこなすところがやっぱスゲーなー。←語彙...

 

キャラクターも映画も見事に受け継いでいたので、隣の高校生はムッチャ眠っていたけどwジョーカー&ダークナイトの世界観が好きな人には堪らない1本なのでした。

 

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銀座(正確には室町)のハナマサが閉店したので久々の焼豚。なんで閉店するんだよ〜😭