予告を見て気になっていた「フォードVSフェラーリ」を見て来た。
今年の正月映画ってなんかショボいなーと思っていて、毎年この時期になると数本をハシゴするはずなのに...そんな中で唯一気になる映画だった。
物語はこんな↓感じで→もう書く気すら無い?(笑)
クリスチャン・ベイルとマット・デイモンのダブル主演と言うだけでもお腹いっぱいな上に題材が好きなレース物となると、もう、これは見るしか無いでしょっ!
しかし、見終えた直後の感想は予告どおーーーーーーりの感じで好きな俳優さんも堪能したしレース展開や人間ドラマも面白かったし...でも、なんかこれと言って突出した物が無いなーと少々消化不良気味。で、劇場を出て何気に時間を見たら上映時間が2時間30分もあった。
え?そんなに長かったっけ?
物語は威信をかけた大企業同士の争い、二人のマシン開発、現場と上層部とのトラブルをメインに進むのだけど確かに全てが絶妙なバランスで上手くまとまっていた。
その、あまりにも上手くまとまっている物語に予想外の終盤の二つの展開が加わる事で、個人的に期待していた白熱のレース展開の興奮が冷めてしまって消化不良を起こしたようだ。
途中でクリスチャン・ベイルとマット・デイモンの配役が逆が良いけどなーなんて思っていたけど、ラストにモデルになった二人の写真がちらりと映ったところで大いに納得。やっぱクリスチャン・ベイルはすげ〜や!となった。
後半の意外な展開で横のおっさんがグスグス鼻をすすりだしたのものあって、危うく外出先で涙腺崩壊となるシーンはあったにせよw思い返せばいつまで経ってもずっと続く観賞後の余韻。
映画は舞台となった1966年の世界を忠実に再現していて、レースカーは全て当時の本物?と思わせるくらい精巧で、街の様子やレース会場で映る細々とした当時の機材や雰囲気を見事に再現していた。そしてベイルのひとクセある人物の演技が観賞後の余韻へと繋がって行く。
映画冒頭で読み上げられた詩は、ラストで再び読み上げられて映画は幕を閉じた。
「7000回転を超えた世界は〜」で始まるその詩は、レースに命を掛けて挑んだ男達だけが知っている夢の世界&最速の男達が目指した至福の時。
いやー、なんかええな〜 ←語彙...
ところでこの映画、企画が持ち上がった2011年当初は私の大好きなマイケル・マン監督、W主演にトム・クルーズ&ブラッド・ピット案だったそうだ。
この組み合わせも
スッゲー見てみたい!!←語彙...
次は「リチャード・ジュエル」だな。