映画のシリーズ系でここまで引っ張れるとは思っていなかったのだけどw、久しぶりに劇場で見たランボーに触発されてターミネーターの最新作を見る前に、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見てしまったので書きたくなってしまった。
シリーズものは2作目以降で質の低下も多いが逆のパターンも勿論ある。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「マトリックス」「スター・ウォーズ」の3作目まではシリーズ通して一つの作品としての完成度が非常に高く名作だ。
「ジェラシックパーク」はストーリーが単純明快で、恐竜のクオリティさえ高ければどれもそれなりに楽しめる。しかし5作目で質がガタ落ち、やはり物語は大切だなと、今年に入って見た最新作は悪い意味でとても強烈だった。
また、3作品目以降急にクオリティが高くなるものとしては「バットマン ダークナイト」シリーズや「スーパーマン」などでリブート作品として蘇った作品だ。初心に帰り初回の雰囲気をしっかりと踏襲しつつ全く新しい作品として蘇る。そんな作品は、更にそこから「ジョーカー」や「ワンダーウーマン」などの派生作品も登場、違った味付けだけども新たな魅力が加わって誕生するのだからリブート効果もなかなかの物がある。
シリーズ中に持ち直すものもある。物語は続いていて、メル・ギブソンのあのキャラクターがそっくり入れ変わったのにも関わらず高評価を得た作品が「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だ。
いやー改めて見ると細部に至るまでそのクオリティの高さに驚く。
あの北斗の拳ばりの漫画チックな世界観を実写でここまで再現する事が出来るとは!
悪役の集団の様相や車についているギターやドラム、本来ならば大笑いしてしまうような設定が見ているうちに妙にリアルに感じてしまう不思議。(大笑いはしたけどw)
撮り方一つでどうにでもなるんだよな〜と関心してしまった。
さて、観賞後に気分を良くした私はジョージ・ミラー(監督)でamazonプライムを検索した。その中にあった
「デッドマックス 憎しみのサンダーロード」
(ちなみに本家3のタイトルは 「マッドマックス サンダードーム」)
ジョージ・ミラーもマッドマックスも全く関係無いのに不意に現れたタイトルに大受けw
タイトルだけで突っ込みどころ満載だ。
コレは見るしか無いでしょ!!と早速鑑賞したのだが
開始たった5分でこんなに笑った映画も初めてかも知れない。
誰だよ!このタイトル付けた奴は!!笑笑 (個人的に評価します)
砂漠で二人に追われる主人公が意を決して戦いに挑むのだけども、その戦いのクオリティの低さが尋常では無い。笑!!!
どうやら汚染されている近未来が舞台のようだけどもそれらの設定や衣装が文化祭並。
不自然で全く迫力の無い立ち回り、改造されているらしい?主役の腕のしょぼいネジが1本取れたら途端に窮地に陥る主人公とそこを盛上りの部分にしようとするも全く見せ場にならない編集と演出、コレでもか!と臭過ぎる演技と大根役者っぷりなどが最初の5分に凝縮さていて腹が痛い。
5分経ったらそっと閉じたのだけど、こうしてネタになったのだから感謝しなくてはならない。
いやー映画って、ホント!に面白い!!
カレーを食べながら。