仕事中に時折ラジオから流れて来るビリージョエルの音楽はいつも「素顔のままで」、「ストレンジャー」、「ピアノマン」、「マイライフ」あたりが定番なのだがその度にちょっと悲しくなる。
Wikiを見ると
アメリカのニューヨーク州サウス・ブロンクス出身のシンガーソングライター、歌手、ピアニスト、作曲家。ポップなメロディと、都会的なアダルト・コンテンポラリー・サウンドで、1970年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発した。全世界で1億5000万枚以上のレコード・セールスを記録している[1]。代表曲に、「ピアノ・マン」[2]、「素顔のままで」、「アップタウン・ガール」、「ストレンジャー」、「オネスティ」などがある。
とあって、「あー、この手のジャンルはアダルト・コンテンポラリー・サウンドって言うのか〜」なんて今頃になって独特のサウンドという事に気付いた。←いつも遅いw
私がビリー・ジョエルを知ったのは中学生の時に「プレッシャー」が日本で大ヒットしてから。1982年のアルバム「ナイロンカーテン」に収録されたこの曲は、一度聞いたら忘れられない特徴的なシンセのイントロとロックテイストとの不思議な融合が幼かった私の琴線に触れた。
「誰が買う?」
当時仲の良かったグループでは、カッコ良い曲が発売されると誰か一人がアルバムを購入、それを皆んなで回してダビングする事がお決まりだった。グループ内では皆それぞれ特に好きなジャンルが決まっていて、ポップス系、パンク系、ロック系、ニューミュージック系など色んなジャンルに分かれていたけど常に共有していたのを思い出した。
アルバムを購入した者は自分でもそのアルバムを速攻でダビングしてすぐに次の人に回さなくてはならない。皆んな新しい音楽に興味津々で良い習慣とは思っていたけどトラブルもそこそこあった。レコードにいつの間にか傷が入っているとか、歌詞カードが紛失したとか、帯が破れたとか言っては
皆ひとのせいにしていた
(笑いながら)
こうしてようやく回ってきて聴いたアルバム「ナイロンカーテン」は、「プレッシャー」以外は元々のビリー・ジョエルらしい楽曲&当時ちょっと難解な楽曲だった。
ところが聴き込んで行くうちにどの楽曲も好きになりやがて過去作品を集めるきっかけにもなった。
その過去作品の中で、私がたまたま購入したアルバムは「グラスハウス」だった。
これこれ!この短足のジャケ写!
アルバム「グラスハウス」はビリー・ジョエル史の中でも路線変更の起点となったアルバムだった。それまでのジャズやポップス、コンテンポラリー風?から一転、ロックテイストを微妙な感じで取り入れた曲で全て構成されている。
楽曲「プレッシャー」以前にその兆候があったんだなー。
中でも「オール・フォー・レイナ」はお気に入り。
「ナイロンカーテン」が世界的に大ヒットしてから2年後、1984年に福岡国際センターに来福。当然皆んなで見に行ったのは良い思い出だ。
なのでラジオを聞くたびにいつも
定番の曲以外も流してもらいたいなと
私の中でのイメージはこの印象で完全に止まっていた。
そんな彼は71歳。
こちらはいつぞやの東京ドーム公演。歌声や名曲はいつまで経っても色褪せないなー。