boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

今年のUKチャートにロックの復権を見たが...

アレから爆増を続けているキンスレのリアクト動画。 (キングスレイヤー)

 

boulangeriemanna545.hatenablog.com

リアクションをする人たちの中では今まであまりベビメタを聞かなかった人達も多く、あらためてBMTH(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)のイギリスでの人気の高さがうかがえる。

 

と、ここで疑問が...

アメリカにおいてはここ十年ロック(関係)バンドがチャートで1位を取ることはほぼ無い状態で、今では完全にヒップホップやラップ、ポップス系がメインストリームとなっている。なので今回の現象もニッチなジャンルの一部で熱狂的なファンによる一過性のものかな?くらいの出来事で、そもそも他人が何を聞こうが関係無い事であるのだけども「商売」って女性や若者視点&流行も把握しておく事も非常に重要であるのでいつものクセでついつい実情を知りたくなった。

 

www.udiscovermusic.jp

そこで見つけたこんな記事。

 

今年に入って (1月から9月)UKチャートで1位を獲得したアルバムは全部で39作品。その内11枚がロックカテゴリーの作品だったらしい。これを聞いた限りでは4分の1くらいはロックであっても不思議では無い感じなのだけども直近の事情を聞けばその考えはガラリと変わる。

 

記事によると2019年の同期間で1位を獲ったロックアルバムはBMTH、スリップノットなど3作品。2018年に至ってはアークティック・モンキーズの1作品のみとの事で2020年のロックチャートの動きがいかに異例なものかが分かると言うもの。しかもチャートインしたロックカテゴリーのアーティストは、ロックを母体にしているものの新たな切り口で個性溢れるロックが支持されているらしく、ここに来てロックの進化が再び見受けられたってのは個人的に嬉しいニュース。

 

 

また、リアム・ギャラガーの復活やリイシューされたストーンズの名曲なども昨年から今年にかけての出来事で、UKシーンはロックを忘れていなかった!と思わず笑みが溢れたのは、長らく続くUSシーン&J POPでのロック不在状態で寂しい思いをしていたから。

 

そして記事では「ロックはしぶとい」と結んでいたのだけど、その理由はコロナ禍で危機に直面した状態においてはSNSなどによる現代風マーケティングによって売る手法が通用せず、アナログ・レコードを聴くようなコアなファンベースには関係の無い現象だった的な事が書かれていたのだけど、危機的状況だからこそロックが全盛期を迎えた1960年代後半から1970年代前半にかけての出来事を振り返ると、ロックが流行る時=混沌としている状態?であるならば、アメリカは?となったのだけど、そもそもアメリカを席巻しているヒップホップってのはアフリカ系のロックとも言える音楽で元はブルースやロックだ。故に、ロックが流行らない日本は

 

 

いかに平和であるか

 

が分かる。←非常に良い事

 

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クッカーで一人すき焼きが楽しめるのも平和な証拠だ。笑