前回作ったリンゴのタルト。ようやく食べ終わったと思ったら
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この時のリンゴのキャラメリゼが微妙に余っていて 生地も丁度一回分くらいある。と言う事で、リンゴ二つ分のキャラメリゼを追加してタルト・タタンを作る事にした。
ホテルの経営&調理担当をしていたタタン姉妹のちょっとしたミスから誕生したと言われるリンゴのタルト。このような偶然の産物は、パンを始め発酵系の食品には特に多い事も知られている。
パンの起源は放っておいて発酵したから
室温が高い庫内の降ろし忘れワイン→マデラワイン
動物の胃に溜めて置いた牛乳→チーズの発見
藁に包んだ煮豆の放置→納豆
などなど、発酵と腐敗の違いは端的に言うと人間が食えるか、食えないかの差でいずれは発見されたであろう状態とは言え、最初に口にした人にはやはり敬意を評したい。笑
ところで小学生の時の担任が牛乳瓶に入った牛乳を教室の戸棚にわざと放置しておいて、ワックスがけの日にドロドロになった牛乳を撒いていたけどあれは効果があるのだろうか?急に思い出してしまった。
それでは調理開始!
リンゴは2個分追加してキャラメリゼ。
色んな動画を見ると最初にグラニュー糖と少量の水などでキャラメル化→後からリンゴを加えるなどやり方は様々。私は暇なので掃除や他の仕込みをしつつ、最初から全部ぶっ込みで時折混ぜながらリンゴに火を通す→後にキャラメリゼと言う方法。
バターを塗った型に粗熱を取ったリンゴを敷く。
余っていた肩ぐずれしているリンゴを隙間を埋めるように乗せていく。
生地を伸ばして乗せて
縁を押さえて余分な生地を取り除く。
この後フォークなどで穴を開けるのだけど、途中で気付いた予測した展開に。←汁が溢れる
穴あけ作業は余分な生地を取り除く前にやりましょう。
隙間が出来たのでクッキングシートを敷いて200℃で25分焼く。粗熱が取れたら冷蔵庫で一晩冷まします。→後日型から綺麗に剥がれたら無事完成。
生地も別に焼くなど方法が色々あるみたいだけど、見栄えも重視、生地のタイプ(冷凍パイシートとか)、型の大きさなどによって使い分ける感じかな。動画は色々あるので、まずは環境や好み、自分で出来そうな動画の通りにやって見て修正&変更を行った後に試行錯誤すれば良いと思います。
タルト・タタンはリンゴの仕上げに少し時間がかかるのだけども芯までしっかり火が通ってキャラメリゼ化されたリンゴの旨さは間違い無いのでお勧め。家庭の味と言うか素朴な感じが最高なのです。とか、偉そうに書いてるけど型から外すのは明日なのでちょっとドキドキする〜。笑