連休中、チキン南蛮に続いて食べたくなった天津飯。随分と前にも作った事があって思いの外簡単だった事もありその後も何度か作っていたのだけど、昨年作った時には何か物足りなさを感じるようになっていた。なので再び良いレシピは無いものか?といつもの感じで探していて発見したのがこのレシピ。
サムネの写真も良い感じだし「プロが教える」ってのも引っ掛かるポイントだ。
今回は途中経過を記録していないので動画との変更点と感想などを記しておこう。動画とこの記事を合わせて見れば少しは参考になるかも。
変更点
・干し椎茸はいつも迷うのだけど高いのでうちには無い。代わりにたまたまあった舞茸を薄く刻んで投入した。笑
・その為椎茸の戻し汁がないので顆粒の鰹出汁を小さじ三分の一程度投入
・白ネギは後乗せの小ネギに変更
・味覇も無かったので顆粒の鶏ガラスープの素をお湯で解いて投入した
この動画のレシピにてもう一つ気になった点は、タレを作る際、最初にニンニクと豆板醤を油で炒める点。あの優しい味の甘酢に合うのかな?と味の想像が出来なかったのでトライ。
結果、このニンニク+豆板醤効果が甘酢の風味に深みを与えより本格的な中華料理に仕上がった!
相変わらず色が濃いのは水が不足していたせいだと思われる。
カニカマを使えば材料費はさほど掛からないので日頃から自炊していて調味料が揃っている方にはお勧めの一品。旨い!
ところで天津飯は日本独自の料理で天津市および中国全土においても相当する料理は無いとの事。発祥とされるのはやはり東京で酢豚のあんかけを応用したようである。尚、西日本は風味づけに醤油、東日本ではケチャップが主流の模様。
酢豚と言えば、私の親世代では酢豚の事を「スーパイコ」と呼ぶのが普通だった。これは長崎から来ているらしく、パイコとは中国語で豚肉を意味するところから来ているのだとか。酢+パイコ=日本語と中国語の造語だったんですね。先日の半ドンも然り、日本って海外との貿易が遅れていたくせにこういうのがやけに多いような気がするけど、海外から入ってきた文化をあっという間に自分流にアレンジしてその後文化の逆輸入状態となるのは器用だからか?単なる模倣では無く文化として根付かせるあたりはいつも感心してしまう。
また、最近今までとは別視点で見ている音楽については、日本は器用過ぎるので独自文化となったのかな?と考えるようになった。特にポピュラー音楽シーンについては欧米とほぼ同時期に同じものが流行っていてすぐに吸収していた感があるのだけど、それがある時期歌謡曲とか日本独自のロックとかシティポップとかに変化したのかなと。今頃になって中学生の時に巻き起こったパンクブーム、そしてほぼ同時期にめんたいロック全盛期となった時代背景を見ていると、あの時何故楽器を手にしなかったんだろう?となっているのでした。