boulangeriemanna545.hatenablog.com
再び暗転した舞台から聞こえて来たのは謎のBGMとフラッシュバックするような過去映像。前回と全く異なる演出にポカーンとなりながらもこれは初代オープニング楽曲では?と高鳴る期待。
やたらと盛り上がるロンドンw
と言うのもこの楽曲はインストで3人の自己紹介的な歌詞が入る為(〇〇メタルDeath!)途中でメンバーが一人脱退して以降封印されていた楽曲。初めて福岡で見たライブでもこのオープニングのインパクトが強く印象に残っていたのでまさかの曲だった。しかしよく聴くとフレーズの一部は確かにこれだが全く違うメロディ。ん?と思っているといきなりI•D•Zがスタートした。笑
ラストを飾るアンセム的な楽曲でいきなりスタートと意表を突かれ、途中これまたまさかの「おねだり大作戦」←曲名!
こちらもダンス担当の2名による楽曲で封印状態だった為周囲は大騒ぎとなり、こうなると当然ソロ曲の「紅月」しかもNEWバージョンが披露されたものだからそりゃもう大騒ぎ。←声は出しませんけど
相変わらずあの手、この手で楽しませてくれるチームベビメタが健在でした。
さて、私は後2回公演もすでにゲット、今年に入り毎月1回✖️4回の連続観戦となりベビメタのライブはトータルで10回を超える事になってしまう。
完全に異常だ ほっとけw
ベビメタ沼の好循環(?)
— ごくちょーメタル@山篭り中 (@gokuchometal) 2021年2月22日
だいたいあってる(はず)。
喜んで被害者になります。
(ドゲバンしながらの台詞) pic.twitter.com/b6WwrKm1ce
ちなみに周囲の方々はおおよそがこんな状態で(笑)私は少し違いますが(ん?)大体合っています。では私の場合は何故何度も見る羽目になるのか?
・コロナ禍
昨年は他にもライブのチケットを取ったのだけど全部中止(間違って取ったチケット含むw)。←とにかくライブ観たい。
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何度も行ってる 馴染みのアーティスト&このご時世でやる気概に触発された。
・ミュージカル的要素がある
これはプロデューサーも言及しているのだけど、MC無し、基本アンコール無しでショー的要素が強くクオリティの高いエンタメとして妥協の一切無い細部に拘った演出によるもの。
・地で行くストーリー
今や企業活動において動機となる物語は重要。理念&方針を達成すべく物語を構成する指針や目標は明確で無ければ成り立たない。デビュー当時はまだティーンで確かにトップの指示待ち状態だったかも知れないが、最近のインタビューを読む限りでは今ではチーム全員が一つの目標に向かっている。ちなみにベビメタの目標は独自のジャンル(確立)で&メタルで世界を一つに!→世界征服だ。笑
・バンドメンバーをはじめ全員が自分の役割に集中している
ヴォーカルは歌を、ダンサーは踊り&楽しませ方←大学で研究している模様
演者は演奏技術、曲作りは時間をかけてと言った具合に皆アスリート並みの訓練を続けている。
・必要最小限の情報
ベビメタの2人はキツネ様によって召喚された仮の姿と言うのが物語の一つ。これを徹底する為今時2人はSNS禁止状態で素顔が隠され続けている。また楽曲についても事前の告知から内容について一切の言及&説明が無く、時にはタイトル未定のままある日突然新曲披露なんてのが当たり前。しかし振り返るとどれも核になる物語に沿った歌詞や楽曲で、その年に起きた出来事に対してのチームの心情を歌にしていたり応援歌であったりするところが実に巧み。その都度説明が無いが故に曲の説得力が増す→強く印象に残る結果に
・世界を見据えた曲作り
メンバーは語学の学習に励むのは勿論、楽曲も世界各地にある伝統的な音楽の要素を取り入れる。いつか紹介した「メタ太郎」wをはじめ一見ふざけた感のある楽曲は現地では非常に喜ばれる。
これなどはおふざけ感全開で、鋼鉄の戦士で知られる強面のサバトンのヴォーカリストを完全にコケにしている(笑)。「そんなのメタルじゃねー!!」と言いつつベビメタワールドに来るといつの間にか踊ってしまった、と言う紙芝居で始まるのだが世間の低評価をも吹き飛ばすと同時にロシアで演ると屈強な男達がこの状態。
こちらは現地での評価が気になっていた「ナイナイバーン」←タイトル!
残念ながらスペイン公演は中止になってしまったけども。
歌詞はホント関係ないよね。笑
このようなちょっと特殊な環境が複合的に絡んで結果的に「勝手にロイヤルカスタマー状態」となっているところが非常に興味深い所。ロイヤルカスタマーとは、特に百貨店全盛期に流行っていた言葉で「企業が抱える顧客のうち2割がロイヤルカスタマーで、自社売上の8割を占める」と言う法則に基づいて進められるマーケティング。ただの優良顧客と違って簡単には他に移行しないのでグッズの売上にも貢献、高額チケットでも販売可能な状態となってしまった。
メディアでの嘘、策略はすぐにバレてしまう世の中。そのメディアは最初に「物語」(思想)ありきの偏向報道を行う結果、大切であるはずの「物語」によってその力を失いつつあるのを見ているとなんとも皮肉な状態だな。