映画「WILD HOGS/団塊ボーイズ」は2007年公開のアメリカ映画。結婚生活に疲れている&破綻した(笑)仲良しバイクチーム4人の大人によるコメディ要素の強いロードムービー。ちなみに邦題の団塊はほぼ無関係だ。笑
物語
劇中でそれぞれが抱えている4人の男性視点で描かれる家庭におけるストレスは、現代の5〜60代男性が抱えているストレスと大体一致する(と思うw)。そんな仲良しバイクチームがある時ジョン・トラボルタ演じる男の提案にて1週間ほど自由気ままに旅をしよう!と西海岸を目指す事になるのだが...
小さなトラブルからやがて大きなトラブルに巻き込まれていく様子が2人の名優→ジョン・トラボルタとウイリアム・H•メイシー&2名の名コメディアン→ティム・アレンとマーティン・ローレンスによって終始コミカルに描かれている。また、映画は全編バイク(主にハーレー)&ロック中心に展開し、映画「イージーライダー」を意識したロードムービー的要素もあることからライダーならば思わずニヤリとする場面も多い。序盤のライダーズカフェには有名カスタムバイクメーカーのCEOがカメオ出演、更には「イージーライダー」のあの!ピーター・フォンダも憎い演出で出演。製作会社であるタッチストーンの親会社であるウォルト・ディズニーはヘルス・エンジェルスに訴えられると言うこだわりようだ。笑(勝手にロゴ使用だとか)
音楽
冒頭はスティーブ・ウィンウッドの「ギミー・サム・ラヴィン」
次は誰か知らんけどw「フー•ドゥー・ユー・ラヴ」
続いてJetの「Get Me Outta Hero」
AC/DCの「地獄のハイウェイ」
ホワイトゾンビの「Thunder Kiss '65」
ラストはボン・ジョビの「Lost Highway」など
往年のロックからメタル、ハードロックまで色々と楽しめる。
アメリカのバイカーのイメージとロックの結びつきってやっぱり「イージーライダー」の影響なのかな?個人的には好きなので別に良いんだけども、先日の記事で紹介したように、これも今では変な悪いイメージが先行している気がする。
劇中で彼らが求める自由の象徴であるバイク。しかし本場アメリカにおいてさえもそう言ったイメージに憧れる人達がいて、やっぱり「なんちゃって」になってしまっているところが皮肉たっぷりに描かれている様子も面白い。
でもやはり!アメリカのロックの起源や発展と(南部から西部まで)あの広大な砂漠地帯を抜けるアメリカ大陸横断ってこれ以上無い組み合わせ。やはりいつかはルート66を!と思ってしまった。しかもどうせならハーレーで実行したいところだけど、あちらは日本と大違いで正真正銘の本物がいるのが怖い。映画もそんな感じでトラブルになっていたもんだから尚更だ。
ここはGSの出番かな?笑 (BMWの王道のアドベンチャーバイク)
気楽に楽しめるコメディです。