グラミー賞のライブ放映当日はベビメタライブ当日だった。なので前半を同時通訳バージョンで少し見て、本日字幕版にて全編の視聴を終えた。今回はコロナ禍によって延期&会場を二箇所に分けて無観客で実施。ビルの屋上(テープルズ・センター)からコメディアンのトレバー・ノアの見事な司会進行によって始まった。
「今年最大のイベントです!
議事堂の襲撃を除けば...」
相変わらずトランプに厳しいメディア。(あれは確かに酷かった)
それから同ビル内に移動しながらすでに待機しているパフォーマンス予定のアーティストが控えているスタジオまでバッキンガム宮殿にチクリと刺しながらしゃべくり倒すが当然一回も噛む事は無い。恐らくカメラには台本が映っているんだけども毎年見事な司会っぷりだった。オープニングを飾るアーティストはハイム、ビリー・アイリッシュ、ブラック・ピューマズ(プーマズ)、ハリー・スタイルズの4組。昨年から今年にかけて最も活躍したアーティスト達。その中でもトップバッターとなったのはハリー・スタイルズだったのだけど彼はアメリカ版アイドルとでも言うべきワン・ダイレクションの元メンバー。
アメリカでもアイドル出身でここま成功したのは珍しいと言っていたけど(wowowにて)
あれ?ジャスティンティンバーレイクは?と思いつつ (出演映画もお勧め)
例えアイドルであっても歌は当然上手いあちらの層の厚さはやはり凄い。
続いてはやはりこの方ビリー・アイリッシュ。
数年前まで自宅のベッドルームにて兄妹で作っていた曲が瞬く間に世界的大ヒット。現在ではポップス界の頂点に君臨していると言うから驚きだ。
ほんの数十年前までは一部屋を多い尽くすような大掛かりな機械で作っていた曲も今ではスマホやPCで可能となった。しかもネットで配信することによって何よりも費用が掛かるプロモーション活動がほぼ無料。欧米ではいち早くそこに目を付け、巷で注目のアーティストを見つけるとすかさず大手企業が絡んで支柱に納めるなんて事が当たり前になっているのだけど日本においてもそこは同じ。今では例の香水の歌などが良い例でボカロ出身&動画出身アーティストで今では偉大なミュージシャンなんてのも当たり前になって来た。仕事中も普通のワンルームマンションにお迎えに行くと、ティーンが大量の機材と共に移動、道中の会話で聞こえてくるのはプロとコラボして楽曲作りを行ってどうやってプロモーションしようか?なんて会話で、チャンスを掴んだそんな若者の発するお話は何だかこちらも嬉しくなってくる。
これらの状況の変化って、長年プロとしてやってきた方々は実際どう見ているんだろ?
長年第一線にて百戦錬磨戦っている中、ある時独学のポッと出の曲が大ヒット。正直色んな葛藤があるはずだ。しかしながらそのような状況って実は飲食業界には昔からあって現時点で言える事は
流行りものは長続きしない。
いつも大量消費されていつの間にか消えている現状だったな。
高級食パン、台湾メロンパン、近頃流行りのマリトッツォも似た現象でこの先の商売を考えた時にオープニングだけで色々と刺激になるグラミー賞であった。
オープニングを飾った残り二組はこちらのアーティス。一つは3姉妹のスリーピースバンドのハイム。
そしてお気に入りのブラック・ピューマズ。
ロック、ロック&ポップス、カントリー調?が二組あったのはなんか安心だが、前者と後者、果たして長続きするのはどちらだろう?
個人的にはベビメタと思うのだけど←関係無いw
今までに無かったジャンルを確立するって言うのは例え好条件が揃ったとしても困難で奇跡的な事。グラミーはヘヴィメタに厳しいので是非ともベビメタによって流れを変えて もらいたい。