boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

商売

コロナ禍によって明暗が分かれている飲食業界。元々テイクアウトをやっていた所は自然と業績が伸び、小規模店舗においては即座に体制を整え店先でお弁当の販売などを開始&新たなシステムにて再スタート、更にはこの機会に以前よりも躍進するお店もある。一方で対応が遅れて苦戦する所も勤務中に散々見かけた。←こちらが圧倒的に多い

六本木のメインストリートの雑居ビルからは一斉に退店が始まって、いつも外国人で賑わっていた目立つ場所にある人気のスポーツバーがまさかの閉店。飲食では無いけども、ミッドタウン前にあるガソリンスタンドまでもが無くなるとは思っても見なかった。そんな中、いつしか乗せた六本木のバーの店長は、「うちは全く関係無くお客さんが多くて助かっている」と言っていたが、外で飲みたい人(食べたい人)自体が減っている訳では無いので、この界隈に多い一見さんお断りなどの超高級店をはじめとするような元々顧客がしっかりとついているお店は平気なのだろう。

 

ところで、私は昨年末より床屋を変えている。いつもは川口駅までバスで行って切っていたのだけど、散髪だけで予約時間に合わせて足を運ぶのが面倒になり、ある日マンションから徒歩50歩の床屋に勇気を持って入って見た。と言うのも、そこは住宅街にある関東にありがちな3階建て狭小住宅の一階で、自宅兼店舗らしく一応理容のあのクルクル回るサインはあるのだけども店舗名が分からない。店の前には私物の使っていないであろうベビーカーやボロボロの傘と放置状態の植木鉢が散乱していて(笑)いつ通っても客が入っているのを見た事が無かった。今時ネットで検索してもグーグルマップで見ても一切の情報が無いのも不気味な感じだった。今ではそこで十分!と言うか結構お気に入りになっているのだけども、あえて負の側面を書いたのは店舗はすでに2代目で20年以上のベテラン&通い始めて分かった顧客の多さでとても安定しているらしいと感じたから。

 

正直店舗の中と外は最低限の掃除のみと言った感じで新規顧客獲得なんて言葉は全く感んじられないほどいつもちょっと散らかっており、散髪中は同居している両親が見ている時代劇の音が大きく、2階で遊んでいる子供たちは兄弟喧嘩をはじめ途中で仲裁に入ったりと言った場面も多いのが気になる所ではあるのだけども言い方を変えると

 

とてもアットホームな環境だ 

 

しかし!そもそもこの年&状況になると自分の格好なんてどうでも良くて、髪が伸びると気持ちが悪いのでさっぱりしたい!だけの私にはある程度整えてくれたら良いわけで、それが切りたくなったらいつでも気軽に行けるってだけで合格だったのだけど、一番のポイントは今まで通ったどのお店よりもマッサージが上手で顔剃りがとにかく丁寧で気持ちが良い事。気が向いた時にほぼ部屋着でふらりと出掛けてサッパリ!するのは何気にポイントが高い。

 

結局何かしら特化していて私のような者に需要もあって、言い方は悪いけどもそんなにやる気を感じられないけども安定して長年やれている。一方で本日プチ炎上した昼の情報番組に出ていたお店。丁度散髪中に見ていたのだけどもそこは若い夫婦が切り盛りしているドッグカフェ。店構えは立派でお洒落で小綺麗で、しかしコロナ禍によって売上減少、試行錯誤が続き番組の協力で新メニュー開発に勤しみ頑張っていたのだけども、あまりの調理技術の無さから飲食舐めてる!との批判も多く出たとの事だった。確か売上は日商1〜2万、家賃は30万弱でほぼ利益が無いとか何とか言ってたなー。

 

商売って難しいなと。←いつもの薄い結論

 

ま、どちらも第一線に自ら立っているっつーだけでとても大変な事だけども。

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今日は普通のカレーでカツカレー。

勿論、デタラメ旨い。笑