試合
1R、ダスマリナス選手のジャブに早速カウンターを合わせた井上選手、これで全てが決まってしまった。ボクシングのジャブは相手の距離を測ったり、攻撃を制したり技を繰り出す上でのリズムの基本となるパンチ。「ジャブ(左)を制する者は世界を制する」と言われるほど大切な最初のジャブに見事にカウンターを合わせられるとなると攻撃のしようが無い。笑
井上選手は試合後のインタビューにおいても、これで「見切った」と言っていたのだけでも、結果としてそれは相手の足を動かす事につながって顔面への攻撃の的が絞り辛くなってしまった。なのでボディへの攻撃に切り替えたらしいのだけども、その考えたプラン通りに事が運んでしまうのが井上選手の恐ろしさと言うか技術の高さと言うか目の良さと言うか....
もう、言葉が出ない。
2Rにボディでダウンを奪うとそこから先は「どう倒すか?」VS「どう逃げるか?」。2Rはなんとか持ち堪えたものの、華麗なステップワークから3Rに2発のボディでまさに悶絶。世界ランク1位の苦悩の表情が印象的で、まるで格下相手のスパーリングかのように軽く倒してしまった。
何度も言うけど相手はランキング1位でっせ?笑
どの選手とやっても格下に見えてしまう圧倒的な強さ。それを目標にしてまたしてもしっかりと結果を残すと言う大満足の試合だった。(会場に来ていたジーン・シモンズも大満足でしょう)
さてその後、と言うか試合放映中からドネアVSカシメロが決定したかのようなあちら放送局の解説。WOWOWの実況もあれ?と言う感じだったのだが無理も無い。カシメロは既に8月にリゴンドー戦が決定していたのだけど、試合後の情報によると正式にドネアVSカシメロに変更となっているらしい。このどちらかの勝者に勝てばまだ世界で5人しかいない念願の4団体の統一王者となる。カシメロはドネアに勝つことは無いだろうからいつの間にか消却だ、無視、無視(笑)。それよりもドネア側のマネジメント力&どんだけ再戦したいんだ!と。これは井上サイドもドネアサイドも取り巻きも全てがWin-Win、良くやった!こんな映画や漫画のような素晴らしい筋書きが出来上がって
しかもトップランクのCEOによると今年の冬には日本で試合がしたいらしい。
となればドームクラスでの興行か?これは絶対に見逃せない!!まだ大橋ジムのファンクラブへ入っていない方はこの機会に是非!私は勿論。笑
うーん、それにしてもあのボディ、鞭のしなる動きと強烈な槍のひと突きに加えて矛先には鉄球が付いているようだ。しかも当たる瞬間にえぐられると言うね。ダスマリナス選手はきっとトラウマになるに違い無い。彼にはSIXPADをお勧めしておこう。
明日からまた井上選手の記事祭り。
楽しみ、楽しみ!
※ちょっと興奮し過ぎなので間違い情報もあるかも?
念の為。