boulangerieの暇つぶし

所持金ゼロから元パン屋が上京して再び出店するまでの日々雑感。倒産、離婚、全てリセット、初めての転職、二度目の転職、関東に移住←今ココ

レスリング ❷

前回の記事ではレスリングをバックボーンに持つ格闘家やレスリングの魅力に触れたのだけど、レスリングからプロレスに移行、やがて総合格闘家として日本人で唯一UFC殿堂入りしている日本人の存在も紹介しておきたい。その人の名は

 

 

桜庭和志!!

 

第一回UFC大会に突如登場したグレイシー一族。無差別級、何でもあり(当時は金的もあり)で各国からあらゆるジャンルの猛者が集まったその大会で優勝したホイス・グレイシーは、「柔道」で紹介した柔道家木村政彦氏と死闘を演じたエリオ・グレイシーの※六男。

一族が試合をする時は「例え相手が友人であっても敵となれば絞め殺す」覚悟と自らも絶対にタップしない(降参しない)覚悟を持って挑む。そのグレイシーの名が世界に轟き「柔術」のベールが徐々に明らかになって来た頃、エンタメの場でホイスにチャレンジした日本人が桜庭和志である。

 

判定無し、決着が着くまで無制限ラウンド、レフリーストップ無しと言う過酷な条件は、当時ホイス側にとって有利であり負けない試合をするための我が儘な要求と言う側面もあった。しかし今考えると相手は一族の威信をかけかつ命懸け、絶対に負けられない試合が公開されるのだから当然。興行側との一悶着もありつつセコンドのエリオ・グレイシーが見守る中、試合は行われる事になった。

 

 

命懸けの相手に対して桜庭和志はあくまでもプロレスラーとして登場。この時は三人が同じマスクでどれが桜庭?の謎と笑いに包まれ入場、会場を沸かせた。

 

試合は一度膠着状態となると一見同じ体制が長々と続くエンタメ性を全く排除した試合。どちらが折るか折られるか?または絞め落とすか(殺すか)の試合となれば当然の結果で、そもそも柔術の基本はいかにダメージを喰らわないで(打撃をもらわないで)相手に密着して寝技に持って行き絞める(又は折って戦意を喪失させる)と言う、最後の締め落としに持っていくまでの技術に長けている格闘技。寝技や関節技の知識が無いと見ていて面白く無いのは当然だ。

 

そんな柔術の謎が少しづつ解けて来た頃、それまで最強を豪語していた空手、レスリング、キックボクサー、柔道、ストリートファイターらはまだことごとく柔術の試合に敗れていた。そこで満を侍して登場したのがプロレスラー桜庭和志だった。ほぼ全ての格闘技の基本を有しており元々寝技&関節技も多彩なバリエーションがあるプロレスラー。エンタメの場でこそショー的要素を強くしているものの彼らの強さ&技術は本物である事を証明する為にこの試合は絶好の機会となった。

 

試合は終始桜庭が圧倒。道着を逆手に取った「恥し固め」や「モンゴリアンチョップ」wを命懸けの試合で出来るのは当時桜庭選手くらいであっただろう。何でもありならば、道着を脱がしちゃうぞ!又は頭に被せちゃうぞ!と笑いを誘いつつも勝つためには有効な手段でもある小技&小ネタ満載だったこの試合。IQレスラーの異名を持つ桜庭和志ならではの機転の切り替えもさすがでエンタメ性をも決して忘れないプロ根性と格闘技術の高さに当時は日本中の、いや世界中の格闘ファンが涙し歓喜した。(90分に及ぶ激闘はそのままペイパービューで放映され観戦していました)←知れっと書きましたが90分っすよ?柔道やレスリング、ボクシングの試合を見ればそれがいかに過酷で異次元の世界かが分かると言うもの。

 

ホイスに見事勝利した後も次々にグレイシー一族の刺客を撃破、桜庭和志選手はグレイシーハンターと呼ばれ世界中の格闘家の標的となりました。

 

以降研究が進み現在発展している総合格闘技術の礎はやはり日本にあると思うし、発展のきっかけを作ったのは柔道やレスリングをバックボーンに持つプロレスラーであった事は紛れも無い事実なのです。

 

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鮮やかな緑色

この自然の色合いを見ると嬉しくて撮りたくなる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※「柔道」の記事にて孫と表記しておりましたが六男でした。