四国ツーリングを思い立って釣りをしたい!と思ったのは恵まれた漁場(海&川)であると感じた事と過去の経験から。24歳前後だった当時、1人目が生まれる頃に製パンで食っていく!と決めて入社(二度目の製パン転職)した会社の上司が釣りキチで、この上司が名実共に当時のお店のトップと分かると他のスタッフには見向きもせず食らいついた(笑)。その先輩は、几帳面で寡黙な性格の人で周囲からもとっつきにくいからと少々敬遠されがちな人であったのだけど、釣りの話題となると話が尽きないのを知るとそこを取っ掛かりとして急接近を試みたわけ。飲食業界としては遅咲きのキャリアスタート&出産が手段を選ばず出世してやるぜ!と意気込んだ若気の至りと言うやつです。こうして姑息な手段にてw近づいて後から知ったその先輩と私との奇跡の関係。製パン初経験となった「ピエトロ」時代の後輩が(年上&福岡の有名カリスマ技術者!)その先輩の元上司であって私の噂は既に聞いていたとの事で(単なる体力任せw)そんな縁も有り、加えて互いの結婚時期、出産時期(1人目&2人目)、長男の難病までもが全く同時期となって、2人はやがて互いに刺激し合ってこれ以上無い良い意味でのライバル関係となって行った。
それまでの釣りは幼少の頃に兄とやった川でのフナ釣りや防波堤でのサビキ釣りであったが、この上司との出会いがルアー釣りの魅力を知るきっかけとなった。個人的に感じるルアー釣りの魅力は装備の手軽さ。それまでやっていた釣りでの虫やゴカイなどと言った生きている餌の管理は色々と煩わしいのだけどもルアー釣りにはそれが無い。キャッチ&リリースで釣る事のみを楽しむのであれば最低限ロッド、リール、ルアーがあればいつでもどこでも出来る手軽さがあるのです。(ハマると装備品は無限に有りますが...)
さて、随分と前置きが長くなりましたが例えばワームによるこのような基本操作の釣り。
1、表層を探る
2、アクションを変える
3、合わせる(合わせ方)
の組み合わせにより釣れた時の状況の経験値を増やす事で釣果が上がる。勿論、他の外的要因も非常に重要なのですが←水温、潮の流れ、ポイントの見極め、魚の性質にルアーのチョイス...
この1〜3の流れがタクシーでお客さんを乗せる際の状況にとてもよく似ているといつも感じる。
1、まずは海中の魚が居そうなレンジ(層)を探る動き。普段街を流している時も港区内を細かくポイントごとに分けて時間帯別に探る。
2、仕事の帰宅ラッシュや終電間近の帰宅ラッシュ時は同じ箇所を左回りに細かくひたすらグルグル。日中のアイドルタイムでは六本木→西麻布&広尾の住宅街→目黒や中目黒近郊→五反田&渋谷→新宿といった具合に大きくサイドチェンジ。各ポイント間にあるポイントも割と重要。
3、既に手を上げている人ではなく、今から乗りそうな人を見つける事も大切。もうすぐ解散間近の飲み会終了時の集団、互いに何度も頭を下げあっている解散間近の会社員グループ、反対側の歩道にいるけど次の交差点で道路を渡って乗りたそうにしている人、路地裏の遠くからこちらに歩いて来る人などなど。
うまく合わせられれば、釣れたぁーー!!となるのです。←ヤメろ
何度か釣れたからと言ってその条件&その場所が必ずしも絶対とは限らない。だからこそ毎回色々と手を変え小さな成功経験の積み重ねがクセになる辺りも同じ。狙い通りに大物(ロング)が来る事もあれば全く予期していなかった所で珍しい獲物(移動)があったり全くの不発に終わる辺りも似ているなぁ〜。
動画を見ていると今はダイソーに更に安い物があるのね。しかもそこそこ使えると言うから驚きだ。明日ダイソーに行って見よう!