ネトフリとamazonで国内ランキング入りしているものはほぼアニメか韓国のドラマ&映画。なんだ!この現象?邦画!頑張れ〜。と言う事で何故か現在劇場でも公開されいてるゴリ押し気味のアニメ「バブル」から見たのだけど30分で挫折、映像がとても美しかっただけにとても残念。続いて「スパイダーマン」の新作を鑑賞、世間の高評価の割には個人的にはちょっと疲れてしまって消化不良。で、何か変わった見応えのある作品は?と探しはじめて見つけたノルウェー&ポーランド映画。こうしてたまに欧米以外の作品を見ると、今まで見た事がなかった異国の衣食住文化に触れられる所も面白い。
「ザ・トリップ」2021年 ノルウェー
「結婚生活に嫌気が差した夫婦が、互いに相手を殺して終わりにしようと画策。それぞれの思いを隠したまま山小屋に出かけるが、そこには想定外の脅威が待っていた」ネトフリの説明より
シリアス&ブラックユーモア溢れる展開からやがてアメリカンスプラッターコメディへ移行。欧米の映画を見慣れている私からすると普通に面白い映画だったのだけど、本国(ノルウェー)ではどうだったのか?がとても気になった。ベタな展開だけども見飽きないのは俳優さんと演出の効果。余暇を楽しむライフスタイルやインテリアも好印象であった。
「ヘイター」2020年 ポーランド
「SNSでの中傷戦術という闇の世界に足を踏み入れ思わぬ成功をつかんだ若者。だがネット上にばらまいた悪意はやがて実生活に黒い影を落とし始める。」ネトフリの説明より
ネット社会の裏側や資本主義の負の側面を痛烈に皮肉ったストーリー。戦前のゴタゴタのおかげで戦後も経済復興がイマイチのポーランドで、急速に発展したネット環境がもたらした世界に警鐘を鳴らしたかったのかな。独特のダークな雰囲気とスタイリッシュな映像、ポーランド語?が新鮮だった。笑
ところでこのノルウェーとポーランドと言う二カ国。ノルウェー=ノルウェーサーモン、フィヨルド、オーロラ?ポーランド=親日?ん?正直他に何も出てこなかった私(笑)。こりゃいかん!と慌ててwikiで概要を見る事になって、ポーランド→ウクライナの隣!ノルウェー→今話題のフィンランドとスウェーデンの隣!となって簡単な歴史概要含め2度のビックリ!←無知と言います
北欧って幸福度が高く教育&社会保障制度が充実していて何かと言えば日本と比較する一部の人がいるけども、こうしてあらためて歴史を知るとちょっと見方が変わってくる。ポーランドは最近まで徴兵制があって昨今の出来事で復活が叫ばれていたりノルウェーは既に徴兵制の国(女性も)。どちらも過去の苦い経験やルール無用のあの国を警戒して国防強化&既にNATO加入済みな訳で、平和の裏にはそれなりの苦労や努力+他所に頼らない軍備がある。中立国と言われるスウェーデン、フィンランドに至っては勿論徴兵制で自国のことは自国で守る気概があるんだよなぁ。スイスにしても然り。幸福度の件にしても要は厳しい冬で引きこもりがちであるから外部の影響を受けにくい→娯楽も少なめ→+他者と比較する必要無し→自己確立可能→幸福という図式で、コレは現在引きこもり中の私と同じではないか←お勧めです(一緒にするなw)長所の一部だけ切り取って判断するのは危険だな。
ちなみにノルウェー駐日大使館周辺は良く通るのだが、建物の前にはムンクの「叫び」の叫びの人がいない記念撮影バージョンがある。←南麻布
それにしてもソ連(ロシア)って昔からアレな感じで周辺国って元はそのロシアが多いってのも色々と考えてしまった。
フードプロ作成バージョン。