先日たまたまラジオで聞いた本日公開の映画情報。(17日)
漫画がヒット→映画化との事で、漫画を読む際利用しているアプリ(ピッコマ)を見ると4巻無料とある。試しに読み始めたら...
止まらなくなってしまった。
漫画は
日本編 10巻
ドイツ編 11巻
アメリカ編 8巻
の計29巻
物語
幼少期にJAZZにハマった宮城の少年が、兄に買ってもらったサックスを手に地元の川原で独学で猛特訓。彼の目標は「世界一のジャズプレイヤーになる事」であった。←端折り過ぎw
音楽一家に育って幼い頃から英才教育を受け音大へ進学、その後バークリーに留学後プロへ...
なんて王道のエリート街道まっしぐら!とはまるで正反対の道を、純朴、パワフル、改革の志を武器に邁進する青春音楽サクセスストーリー。物語の核となる部分は一見ありがちではあるけども、主人公を取り巻く人々の過去や背景から、努力&失敗、成功&挫折と言った物事の裏側に潜む苦悩や葛藤と言う普遍的なテーマを色んな視点から丁寧に描いている。そして何と言っても「音が聴こえる漫画」と噂の迫力の描写。JAZZプレイヤー達の心情や音作りに関しても細かく書かれていて、読み始めたら最後、止まらなくなってしまった。また、JAZZの世界が衰退したと言われて数十年?何故JAZZが若者に受けないのか?どうやったらもう少しポピュラーになるのか?何故JAZZだけちょっと特殊な音楽なのか?についての言及も多数。実はこの辺が作者さんが本当に伝えたかった事なのかな?と思ってしまった。
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遡ること10数年前、このライブがきっかけとなって色んなジャンルのジャズを聴きまくってやがて店でのBGMをジャズに変更、地元出身のアーティストのライブにも行くようになって、ついに自店でジャズライブを開催する事が出来た。実はこの時ちょっと衝撃的な事があって、ミュージシャンがCDの宣伝をした際、観客から「そんな事していたら音楽がダメになるよ!」の声が...
マニアックなファンがそんな事言ってっからダメなんだよ! と咄嗟に心の中で呟いたのは当時お店をしていたせいでもあるのだけども、それは置いておいて(笑)、今考えるとライブが実現したのはあのヤジのお陰、貴重な経験だった。
あの時たまたま軽い気持ちで観に行った私たち家族を最高のおもてなしで迎えてくれたベーシストの井嶋さん、まだ幼稚園だった娘の為にわざわざ鍵盤ハーモニカで演奏してくれたピアニストの青木さんには、JAZZの楽しさと同時にプロの世界=自身の技術で食っていく事のなんたるかを教えて頂いた。
情熱的な上野さんのピアノをあくまで優しく&力強くサポートする井島さん。向こうでもこの優しい笑顔なんだろうな。
ところでJAZZ。私みたいな演奏出来ないただの音楽好きから見ると、どうしても敷居が高いと感じる要因の一つとなっているのはいわゆる「即興」のせい。テーマとテーマの間に挟む即興が、キーとかスケールなどの音楽理論に基づいて構成されているとは言え(例外有り)、そんな理論が全く分かっていない者からするとどう捉えて良いのか分からない。特に、日本のポップスのようにサビと歌詞がキモで発展している土壌だと尚更。動画の音楽などは全然分かりやすい方で、こちらの
いきなりのドラムソロから入るアドリブ?なんてどう聴いていて良いのか分からなくなる。サックス、ギター、トランペットの「まだやるんかい!!」的なリアクションは面白いけど。笑
続く...