boulangerieの暇つぶし

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キル・ボクスン (韓国のアクションはハリウッド顔負け!) ※劇中の血や暴力シーンが苦手人はスルーで

3月31日に配信をスタートしたばかりの韓国映画(ネトフリ)「キル・ボクスン」を見た。

物語は子育て中のシングルマザー兼殺し屋のお話で、大枠のストーリーはまるで映画「ジョン・ウィック」シリーズ。そこに子育てに苦労する母親を加えるという何とも変わった作品で、娘との確執や苦労もしっかりと描かれておりました。「ジョン・ウィック」もようやくチャプター4が公開と言う事で話題になっているのだけども、私的にジョン・ウィックシリーズに負けず劣らずの近接格闘!今までに見た事が無いシーンの連続で驚いた。

 

ジョン・ウィックシリーズの近接格闘シーンは「ガンフー」と言われる新ジャンルを確立した。これはハンドガンによる近距離攻撃とカンフーを合わせた独自のスタイルで、銃があるなら離れる事に特化してバンバン撃ってしまえよ!と言うのは置いておいて(笑)、映画のアクションシーンとしては非常に面白い。しかし劇中におけるキアヌの格闘技は個人的には迫力不足と感じていて、ガンアクションは実弾で鍛えていて本物なのに、腰の入っていないキレ不足のカンフーアクションは苦手と見た(撮り方にも問題?)。格闘技ならば今の所ブルース・リージェット・リージェイソン・ステイサムが最高峰で、動きのキレに関しては彼らの右に出るものはいない。ちなみにジャッキー・チェンは動きのキレは良いのだが、個人的にリアルに欠けていてあれはあくまで見せる格闘技。先日見た「エブエブ」の格闘などはそんな40年前の香港アクションそのものでちょっと興醒めしていたのです。

 

腰の入った一撃は振り抜いた後の動作にも影響、そこが上手く表現できているシーンは迫力が増す。加えて一切の躊躇が無い急所攻撃や関節技も重要で、この辺の表現においてはやはり韓国の映画はずば抜けている。また、そんなシーンを新たな演出で魅せたのが今作「キル・ボクスン」。例えば列車が通過する奥での格闘シーン、頭の中の初手によるその後の相手の動きの予測シーンなどはとても斬新なものがあった。単なる会話シーンにおいても今まで見たことが無かったようなアングル&表現があったりで、このご時世、残忍なシーンを避けていたけど、普通に単純な映画ファンに戻った気になりました。

 

 

ところで、こちらはようやく昨年公開されたお気にりの韓国映画「The Witch 魔女」の続編。

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妙にリアル&コメディっぽい組み合わせにした周囲のリアクションの撮り方が面白い。

新たな登場人物によって深まる謎、日本公開はいつなの?気になるな〜。

 

おまけ

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銃あり近接格闘においては非常に説得力のある格闘シーン(映画の中のリアル)。こんなスピーディーな展開をどう準備して撮るのだろう?それも色々と気になる。