boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

日本の文化の多様性と音楽の影響力

今年の大谷選手&山本選手、井上選手、ベビメタ(笑)&高市総理の活躍には目を見張る物があって毎度驚かされるのだけど、4者ともそれぞれの活躍の裏側にある共通項が非常に多い事実も毎回驚愕で私から見れば皆同格。その共通項とは、天狗にならず謙虚であって他者を思いやる、礼儀正しく物静かと言う表面上の特徴もさる事ながらインサイドアウトに徹底している事が最大の特徴で、外部からの情報や他者の視線は全く気にせず、純粋に信念を貫き通す姿勢、自信を内面から磨き続ける努力が世間一般のプロを超越している。しかも、努力の裏に隠された想像を絶する過酷な状況を楽しんでいる事に関しては常人ではなかなか辿り着けない領域に達していて(それでも尚成長の過程って...)、そんな偉人達がほぼ同時期に日本から誕生していると言う事実には、この時代に生きていて良かったー!!とつくづく感じるのでした。

松井選手に続く偉業を達成!

歴史に残る最終戦はエグかったなぁ〜。ドジャース、世界一おめでとう〜!!!

さて、そんな歴史的偉業の裏側でほぼ同時刻に行われていたベビメタのLAライブ。こちらもまた、日本の音楽歴史上に残る偉業なのだけども、報道されないのは通常営業...だとしても!来年の更なる活躍の布石ともなっている瞬間であったので記念に記しておこうかなと。

 

そもそもベビメタの活動は、ヘヴィメタルと言うガッチガチで硬派、しかもほぼ男性社会に10代女子で挑むと言うとてつも無い高いハードルからのスタート。よってデビュー曲のコメント欄はほぼ全てが批判でスタートしており、ならば余計に頑張らないと!と言う超絶逆境からのスタートだった。それが今ではメタル界のトップ(ジューダスプリーストのロブやメタリカ)から熱い信頼と希望を抱かれる存在となっているのだけど、一聴しただけでは「なんか変な曲」になってしまって(私の家族全員の意見w)プロ視点&世界からの高い評価が今一世間に伝わり切れないのがいつも残念に思ってしまう。とは言え、実際聴くと確かに妙wな曲も多く&個人的にBGMには不向きな側面も事実なので、まずは実績と各界のプロを意見をご紹介。

 

・近頃米津玄師氏のビルボードワールドチャート入りが話題になったのだけど、実際に世界で認められるビルボードチャートはアルバムチャート&ホット100(シングルチャート)のみ。簡単に言えばマイナーチャートとメジャーチャートでこの二つには雲泥の差がある。ベビメタはこのメジャーチャートにて、日本人史上最も高い位置にアルバムチャートを2回以上ランクインしている。

 

・単独公演にてイギリスのウェンブリーアリーナ、ロンドンのO2アリーナ、アメリカのフォーラム、LA Intuit Dome、メキシコのARENA CDMXなど海外でのアリーナクラスの単独公演を実現(LAとメキシコは完売)。ライブ離れ、フェス離れが叫ばれる中、確実に動員数を増やし続けており、海外のアリーナクラスを現地の人中心に埋められる日本人アーティストは現在の所ベビメタのみ

満員のLAライブ

・日本人アーティストが最終目標にも掲げる有名海外フェス出演に関してはもはや常連で日常。しかもセカンドヘッドライナー多数。海外フェスで演奏する順番は最後のトリに近い程高い集客力+人気が必須。加えてフェスにおいては完璧なまでの実力主義なので一切の誤魔化しが通用しない世界。近年他の日本人アーティストも続々と達成しているけども、ベビメタが出演したフェスの回数には遠く及ばない。←多すぎて調べる気になれず。なので各自調べてみてね。笑

 

・演奏力が半端ない。その界隈のプロの間では瞬く間に話題となり、その高い演奏技術にはプロも脱帽、ライブを見て「練習し直します」「出直します」との意見も多数。

 

・ヴォーカルの歌唱力がエグい

透明感がありつつ声量も兼ね備えていると言う鼻腔共鳴によるロングトーンが特徴のヴォーカル。逆に海外のヴォーカルに必須の中低音が弱い事に一時期コンプレックスを抱くも、自身のみが持つ特徴を最大限に活かし今尚成長の過程。ピッチの良さ、スバ抜けた音程感、天性の勘による圧倒的なリズム感はバックバンドをも唸らせる。今では作詞も始め観客を見てライブ毎に変化させる変幻自在なヴォーカルは唯一無二の存在。

 

・ダンスがエグい

毎回アスリートレベルの運動量、標高の高い土地にも対応可能な異次元の体力。3人の驚異のシンクロ&パフォーマンスは老若男女全ての観客を魅了する。

 

・日本語で歌っているのに世界で人気

実はコレ、もの凄い事。異なる言語(特に英語圏の英語以外)は基本受け付けないと言う英語圏事情。そんな中でのライブの集客力やチャートインはもはや奇跡。

 

小野田紀美経済安保相によると、日本のアニメ、漫画、ゲームの世界の影響が、日本が世界一多様性のある文化である事を分かってもらうきっかけとなり、最終的には世界平和に繋がる旨の発言をしていたけども、日本の音楽もまた然りで上記実績を踏まえると、その最先端を走り実現しているのがベビメタであると言っても過言では無い。また、これまでの軌跡や影響力、メタル界隈での革新、過去15年に渡る動員数を見た場合、ずっと以前から大谷選手や井上選手をも超越しているとも言えるのである。そしていよいよ来年は、海外フェスでのヘッドライナーや個人的に念願&予見していたグラミーのノミネートがようやく見えて来た。15年経過してようやくアニメ(ワンパンマン)やゲームとのコラボ(バイオハザード)も始動。しかしコレは従来のアニメの力で宣伝効果を高めるのでは無く、ゲームやアニメ側がベビメタに先導してもらう形となっており現行の手法とは真逆の現象だ(今後色んなコラボが増えるだろう)。ライブに行くのは引退したけどもまだまだ目が離せないベビメタなのである。

 

10月25日AM3:00 イルミ設置作業大詰め

表参道にて。