boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

懐かしいレシピ:黒ゴマを包み込むパン作り

勤務中にたまたま見つけたこちらの動画(仕事せい!!)。

ほうれん草たっぷりの具材もさる事ながら懐かしさを感じてしまった「黒ゴマパン」と言うワード。そう言えば大昔お店で作っていた黒ゴマ食パン!一部のお客さんとスタッフには大好評だけども決して爆売れはしない、かと言って製造を止めるとなると猛烈なクレームが入る、そんな迷惑なパンだった(笑)。てな訳で、早速レシピあるかな?とマックと同期しているスマホの「ファイル」フォルダを探るとあった!あった!懐かしいレシピがっ!

 

このレシピは某大手製粉会社の研修時代にまで遡る。おおよそ35年前、ひょんな事からいつの間にかパンの世界に入ったのだけど、当時国内でも5本の指に入る製パン技術者直々の研修が1ヶ月間続く中パンの世界に魅了されてしまった。このレシピはそんな恩師のレシピで、独立した際に食パンのバラエティ化を目指して真っ先に導入した思い出のレシピでもある。

 

特徴

黒ゴマを入れたパンのレシピは数あれど、このレシピは胡麻油を使用する事と最上級の小麦粉を使用する事が最大の特徴。胡麻油と聞くと何となく中華の香りがしてパンに合うの?となるのだけれど、コレこそが黒ゴマの香りを引き出すポイントで、試しに胡麻油の代わりに数種の油脂で試作してみた果判明した事実。また、このパンは元々山形の食パンで提供していたのだけど、最上級の特等粉を使用する事で、クラム(白い部分)の爽やかな香り、クラスト(皮の部分)の香ばしい風味、もっちりした食感が見事に黒ゴマの風味と調和する

 

配合                (%)      小麦粉200g仕込み

・※日本製粉のゴールデンヨット     70%       140g

・市販の強力粉            30%       60g

・砂糖                6%        12g

・塩                 2%        4g

・ドライイースト           1%        2g

・バター               7%        14g

・胡麻油               2%        4g

・黒ゴマ               10%       20g

・吸水                63%       126g

 

こね上げ温度 27℃      発酵時間 60P30     ベンチタイム20分  ホイロ40分

※富沢商店にて入手(通販有り)

製造工程

・フードプロセッサーにて黒ゴマ以外の全材料を混ぜ合わせる

・ひと塊りになったら取り出してしっかり捏ねて生地を作る

生地をしっかりと作ってから黒ゴマを混ぜ合わせる

・以下発酵時間は上記レシピ通り

捏ねてしっかりと生地を作る必要があるので普段からパン作りをしている人向け。

 

ここもポイント

回りから生地を集めて黒ゴマを包み込む→カードで切って重ねてを繰り返しながら混ぜ込む

混ぜ終わり

焼成直前の生地

一つ60gで分割後丸め→ベンチタイム後に成形→ホイロにて40分発酵後の生地(丸とクッペ型に成形)。

200℃で15〜16分焼成

焼成前に軽く霧吹き(塗り玉無し)。生地作りと発酵が上手くいけば綺麗な茶褐色の焼き色になる。

スピナッチサンドの完成〜

野菜がメインのサンドイッチだけど黒ゴマパンとの相性が抜群!!サンドする具材は、きのことベーコンの炒め物、茹でたほうれん草をクリームチーズとマヨネーズで和えるだけと言うシンプルな配合ではあるけども、クリームチーズが良い働きをしてくれるおかげで全体のバランスが調和する不思議なサンドイッチであった。

 

お腹が酷いので1番効きそうなベタな方法を。

本日到着

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