映画「ラスト・サバイバー」を見て来た。ちなみにこちらの予告を見てから映画を鑑賞すると
とても後悔すると思う。笑
なので、リドリー・スコットファンとしては後悔しない為にも、鑑賞前に押さえておくべきポイントを書いておこう。
まず原作はピーター・ヘラーによる長編小説「The Dog Stars」。日本では早川書房から「いつか僕が帰る場所」のタイトルで出版され、映画化を受け後に「ラスト・サバイバー」と改名された。原作は舞台が近未来でSFであると同時に純文学的な要素が強い。なので、本来は原作をじっくり読み込んでから鑑賞するととっても儚く美しい物語に感じると思うのだけど、いかんせん邦題が悪い(笑)。あの「エイリアン」や「フラックホーク・ダウン」のリドリー・スコット監督作品であってこの予告、加えてこんなタイトルが付けばラストは派手なアクションを期待すると言うもの。ラストにアクションを期待しないまでも、予告に見る銃撃戦がきっとカタルシスをうむきっかけになるだろうなんて期待が膨らんでしまう。
そこに大きな落とし穴が待っていた。笑
なので、この映画は「ブレードランナー」を見るつもりで鑑賞すると良いでしょう。
近年のリドリー・スコット監督は、似たような物語の量産やヒーローものに対して痛烈な批判や苦言を呈している。いや、これも似たような作品やないかい!と一瞬思ったものの(笑)、終末の世界観やその背景情報を一瞬で納得させてしまう圧倒的な映像美と、主人公の内面や心情を、最低限の登場人物と対比させ味わい深く魅せる手法は見ていて非常に心地良く、展開が大きく変化する事はないけども、終わってみればなんだか温かい気持ちになれる。監督は「コレが映画だよ!」とでも言いたかったのかな?とは言え、個人的には悪役の容姿がとっても残念で、それまでせっかく文学的な世界にハマって見ていたつもりなのに、ありきたりなスキンヘッドに上半身裸かよ!!となった時点でそのシーンだけ興醒めしてしまった。
と言うことで、この映画は予告とタイトルに騙されやすいので要注意。一つ一つのシーンとセリフを噛み締めるようにじっくりと見て楽しんで下さい。
あ、アンジーは終始眠たくて仕方が無かったそうで...笑
何故かブレードランナーが見たくなった方はこちら↓↓↓🙇