boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

ずぼら

落ちる所まで落ちて、気づきもあって、ゆるくまったり残りの人生を楽しもう、自分の為だけに生きようと成りかけているんだけども、世の中の良いお話を目の当たりにすると、何となく人様のお役に立ちたい!的な過去の思考が蘇る。😅

 

それは、ある時会社は誰のものか?って議論が起こり始めて、世の中の会社の理念、方針やらが、社会通念上無理やりエコとか、環境保全とかに走り出した的な事ではなく、承認の欲求でもなく、個人的な感謝の意味合いが大きい。

 

パン屋で働いているのにある時精神障害者通所授産施設に飛ばされ、そこで出会った最も人間らしい純粋な人達との出会い。

 

この人達に、働く意味を教えてもらった気がしてならば単純に恩返しがしたいよな、と。

 

しかし現実は過酷でその人達の労働環境は近年幾分マシになって来たとは言え、しっかりと改善される気配は無い。

 

ならば自分で雇用しようと独立、そして、昔チラリと書いた記事に登場したT君やF君を、ようやく雇用する事が出来た。

 

障がい者の子を持つ親の最大の悩みとも言われる事の一つに、自分達が死んだ後の事がある。

 

この子の面倒は誰が見るの?施設で淡々と生活して終わり?それで幸せなの?

 

切実な悩みを実際に聞いて雇うだけではダメか...となった。😓

 

色々考えた結果、その子の周りに自然に「仲間」や「知り合い」が集まってくる環境を作りたかった。  

 

家族以外で手助けしてくれるのは親友とか、上司とか、ただの友達とか、ちょっとした知り合い、顔見知りで良い。

 

そんな自分達にとって当然の「仲間」を作れる環境を模索した。

 

仕事場で腫れ物に触れるように扱わない、他のみんなと若隔てなくごく普通に接する。

 

まずは、アホか!お前!って面と向かって平気で言い合う仲になりたい。

 

そうする事で、あー、この人も普通の人なんだ、太っているとか、痩せているとかと言う同じ部類のちょっとした違いなんだと理解して貰いたかった。

 

最終的には寮なんかを作ってそこで自活して貰う。管理は大変だけども専門スタッフに仲間がいれば最強だ。

 

彼らとのやり取りは面白い。^_^

普段の会話とは少し違った視点で話が進む。

そんなやり取りを普段からお店に来店してれるお客さん達に見せる。要は慣れさせる。

 

そんな人達がもっと当たり前に沢山現実社会に溶け込んでいる事を目指して、一部の批判的な意見を恐れずに社会の末端のお店で堂々とやる。

 

もっと楽に出来ないものか?←やはりずぼら😅

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時折視界に入るビルの隙間から顔を出す東京タワー。

存在感マックスで気になって仕方ない。😅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ならば、自分でお店をやって、雇えば良い。

そんな感じでスタートしたお店だった。