boulangerieの暇つぶし

元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素な楽しい暮らし。

クリス・シュトーレン

ミッドタウン裏の公園は今年も派手に飾っている。敷き詰められたブルーのLEDの上に浮かぶ無数の淡い光の球体。街は間も無くクリスマス一色になるなー。色んなドラマが繰り広げられるんだろーなー。

 

この歳になるともう恋愛もクソもないので 街の賑やかな様子がただ楽しい。一人のくせにケーキ買うか?作るか?とか、なんだかワクワクしているのは側から見たらさぞかし気持ちの悪い事だろう。

 

ほっとけ

 

 

さて11月最終週になると※アドベントが始まる。どうせ暇なのでシュトーレンでも作って見ろうかなと思ったので少しだけシュトーレンの事を。

 

アドベント (Advent) ーキリスト教西方教会においてイエス・キリストの降誕をアドベント (Advent) とはイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことである。

Wikiより

 

待ち望む期間の過ごし方には各国、各地域色々とあって、ドイツではこの期間中にシュトーレンを薄く切って食べて祝う。この時期はケーキ屋さんに主役の座を奪われるのでパン屋さんも色々とやるんだけども、そんな対抗策の中から生まれ少しづつ広まりつつあるシュトーレン。知っている人も多いんじゃないかな。例に漏れず以前は毎年販売していて、ドイツパンの神様ことベッツさん直伝のシュトーレンは毎年好評だった。←基本を守りつつオリジナルに変えたけど

 

で、このシュトーレン。少ない水分を低温でじっくり焼くので日持ちする。3週前後に渡って行われるアドベントに好都合。しかも日にちを増すごとにドライフルーツが熟成して行って味の変化が楽しめる。その熟成を助けるのが1年かけて洋酒に漬け込んでいるドライフルーツ。

店によってはもっと漬け込むところもあるかも知れません。

 

家庭ではそこまでやらなくて良いと思うけど、きちんと作られたシュトーレンを見つけたときは是非トライして見て欲しい。薄切りにしたシュトーレンとブランデーなんかも最高だしワインにも合う。お酒がダメな人はエスプレッソと一緒に食べるととても贅沢な気分になります。

 ミックスされた香辛料が独特の味わいで苦手な人もいるけども、その摩訶不思議な味わいにハマる人はどっぷりハマってしまいます。

 

最近は輸入品のシュトーレンがカルディなどでも売られているので、まずは体験したい!と思ったらその手の製品で試して見るのもお勧めです。

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シュトーレンの写真が無かった...

代わりにこの前作ったチーズケーキを。