2018年公開の邦画「来る」を」見た。
映画「来る」は、「告白」の中島哲也監督、出演:岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡で送る最恐エンターテーメント。とある新婚夫婦に取り憑いた霊と松たか子演じる最強の霊媒師との戦いを描いている。←amazonプライムで無料
物語序盤は妻夫木聡演じる「誰もが羨むイクメンパパ」像が延々と続く。これが見ていて少々辛いがw、後半になるにつれ何故霊が取り憑いたのか?どこから来たのか?誰が呼んだのか?に大いに関係してくるのでそれなりに重要。
やがてオカルトライター、民俗学者、霊媒師の血を引くキャバ嬢とその姉を中心に次第に解き明かされて行く謎。中盤の急展開の後描かれる新婚夫婦にありがちな育児ストレスの描写が生々しく映画の全体像が見えたところでまた展開が変わって行く辺りが面白かった。
スタイリッシュな映像で魅せる地方に古くから伝わる風習の恐怖や、後半で魅せる坊主、イタコ、霊媒師、神主と言ったその道のプロ集団総動員VS悪霊の戦いがなんかカッコ良い。←語彙..
音楽や合間に挟むイメージ映像も洋画風で残忍なシーンもリアルで恐怖感が増す。予告でうたっている通りのエンタメに仕上がっていた。ただ、残念だったのは相変わらず音声。セリフに合わせるとBGMや効果音がデカ過ぎるし音を絞ると何を言っているのか分からない。最後まで音量調整が必要でめんどくさかったな。この辺の詳しい事情は分からいけども何とかならんもんかなー。
松たか子演じる最強の霊媒師は国家機関とも深い繋がりがあって警視庁のお偉いさんも頭が上がらない設定。ラストの戦いではその権力を利用して舞台となる近隣地域の封鎖や御祓のための立派な舞台を設置する。amazonのレビューによると原作では更に凄みを増してカッコ良いとの書き込みがありシリーズ化されているらしい原作が読みたくなってしまった。
夢枕獏ファンとしては、九十九乱造や真壁雲斎、九門鳳助、美空などの仙道、山伏、密教の天才僧侶などが悪霊と対峙すると言うような史実と空想と霊と格闘技の世界を結びつけたような物語が大好きで興味津々なのです。
久々に霊的な色んな話を思い出したなーと思っていたら、読者さんのブログにて相方さんが霊感が強いと言うお話が。
ちょっとトイレが怖くなりました←ちょっとじゃ無いw
それにしても映画「来る」の事は全く知らなかったなー。作品を見ると結構話題になったと思うけど何故だろう?
10年経っても劣らぬ輝き、ふふふ...