boulangerie545の暇つぶし

所持金ゼロから元パン屋が上京して再び出店するまでの日々雑感。倒産、離婚、全てリセット、初めての転職、二度目の転職、関東に移住←今ココ

スポットライト 世紀のスクープ

「スポットライト 世紀のスクープ」は2015年のアメリカ映画。米国新聞社の調査報道班として最も長い歴史を持つ「スポットライト」チームによるボストンと周辺地域に蔓延していたカトリック司祭による性的虐待事件に関する報道の顛末を描く。wikiより

 

内容だけ見てもかなり衝撃的だが映画の中身はもっとエグい。カトリック組織と国や地域との関係、そこに映し出される強大な権力と実際に起きた事件の内容が見ていて辛い。しかし映像や演出はドキュメントさながら、淡々と描かれているのに物語が展開するたびにグイグイと引き込まれてしまうのはこの映画でアカデミー賞助演男優賞を受賞したマーク•ラファエロ(ハルクの人)、マイケル・キートン(初代バットマン)、スタンリー・トゥッチバーレスクの人)など主役級もしくは誰しもどこかで必ず見た事がある準主役級&名脇役と言ったベテラン俳優陣による迫真の演技によるもの。それぞれが置かれた微妙な立場を細かな仕草&表情で演じ完全に当事者になりきっている感はお見事!!これを見るだけでも面白いです。

 

物語の方も権力に立ち向かう正義、タブーに触れる勇気からやがて裏社会に蔓延する既得権益が徐々に崩れ始めると言うような裁判ものとして進行する側面もあって、ジャーナリストってカッコ良いな、近頃の... などと思えるところもあって非常に見応えのある作品でした。

 

何故このような事件が起きたのか?今までどのように隠匿していたのか?加害者と被害者の莫大な数、更にはこれは世界規模で起こっていると言うラストに流れるテロップも衝撃的。ほんの数十年前のお話、アメリカの同時多発テロに隠れて目立たなかったのか?なかなか闇の深いお話で、ちなみにカトリック教会の反応ですが「ボストン大司教区の教会の基盤を崩壊に陥れたのはテロ攻撃では無く、とどまることを知らない真実の力だった。最も純粋な召命とは、事実を探し出し、情報源を調べ上げ、コミュニティと街の為に自らを正義のパラディン(騎士的な)とする事だった」と映画を讃えたとの事。wikiより

 

映画は決してカトリックを否定するような内容では無く、ある巨大な権力組織に立ち向かった小さな新聞社にスポットを当てていますので念の為。尚、映画は第88回アカデミー賞にて脚本賞、作品賞、編集賞助演男優賞助演女優賞、監督賞を受賞しています。

 

この手の題材がきちんと作品として世に出て評価されるところもアメリカの良さでもあるのだけども、負の側面&闇もなかなか深いものがある。

 

f:id:boulangeriemanna545:20210204172211j:plain三田通りより。夕日を浴びる東京タワー。