映画「シャイン」は1996年公開のオーストラリアの伝記映画。オーストラリアに実在するピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの反省を描いた物語。この映画は過去記事でも何度か言及したのだけど先日放映を見たので改めて感想を。
物語
メルボルン生まれのデヴィットは厳格な父の元ピアノの英才教育を受けて育つ。次第に才能を開花させ地元で話題となりある日留学の話が持ち上がるも父親は猛反対。しかしデヴィットは周囲の人の温かい支援を受け家出する形でロンドンへ。その後順調に行くはずだったピアニスト人生は少しづつ歯車を狂わせ破滅の道となるのだが...
リスタートするきっかけとなったのは映画冒頭のこのワンシーン。バーでの演奏が話題となり再び演奏家への道が開けるのであった。
映画はこの現在の様子と過去の出来事を回想するシーンとの同時進行。過去と現在を自然な形で場面転換、時にユーモラスに描かれるデヴィットの個性と合わせてテンポ良く進む物語。そこに心理描写の美しい映像&音楽が重なって今見ても全く古さを感じずやはり感動の物語であった。
映画は当然脚色されていて後に本人家族から批判の声も上がったらしい。しかし長引く闘病生活を経て再び表舞台に立つようになった経緯は事実であって、映画もそこをきちんと描いており作品としては良いんじゃないかと。←レビューヤメろ
こちらは第69回アカデミー賞での一コマ。観客席で最初に映った男優が主演男優賞を受賞したジェフリー・ラッシュとご本人の演奏。天真爛漫という言葉がピッタリのデヴィットは終始笑顔で映画のワンシーンでの演奏を披露。
クラシック音楽の訓練や練習過程はいくつか見た事があるけども、それはどれも想像を遥かに超えたものでアスリート並みかそれ以上。皆1日に何十時間もの練習を幼い頃から繰り返している。天才って言葉一つで片付けられない苦労がその裏にある。
に、してもよ
ちょっと楽器をかじって見て思うのだけどもやはり私には音感と言うかセンスが無い。笑
相変わらずギターは楽しいから別に良いのだけども、こう言う映画を見るとちょっとだけ
神様不公平なんじゃね?
(いや、ほんのちょっとだけよw)
と思うのでした。
「人生は楽しい旅だ 目的地なんかないよ!」ってのが良いね。
この映画は知らなかったな。こちらも是非見てみたい!!