素人の映画評ほど有害なものは無い。多分プロの方にとっては目の上のたんこぶ。
ただし、ブログを通じて発信している人のある程度の情報を得ている人にとっては、ちょっとした参考になるかも知れない。だから、ただの感想です。←言い訳になっていない?
先日の「100円の恋」を見たら、関連お勧め映画になぜか出て来た
「セントオブウーマン 夢の香り」。
放映される度に見てしまう大好きな映画の一つです。
全盲の退役軍人と若い男子学生との友情の物語なんだが、これがね、なんとも素敵。 映画冒頭の立派な大学を映し出しながら流れる音楽を聞いただけで感動が蘇る。映画音楽って良いよなー。☺️
これでオスカー取ったアルパチーノの演技を見るだけでも価値がある。
この映画に関しては一般的なアルパチーノの演技が最高!論が適切だ。
映画を見たのは、アルパチーノ好きだから借りて見るか?と言う感じだったと記憶している。
予備知識ゼロで見始めて全く先が読めないストーリー展開。
先が読めないとは、難解なストーリーとか展開が早過ぎてとか飽きさせない奇想天外なパターンとかでは無く、舞台や登場人物が地味でアルパチーノの役所が冒頭で分からないと言う事。
学生が校長にやってしまったイタズラから物語が動き出し、学生がアルバイトで全盲の大佐のお世話を引き受けた所からグイグイと引き込まれて行く。
若かりし頃のクリスオドネルやフィリップシーモアホフマンの演技もこの頃から秀逸。
それからGアンワォーが超絶美人!
2人で旅を続けるうちに分かってくる大佐の過去と旅の目的。
今は家族に疎まれて離れに暮らす大佐の苦悩と葛藤。
やがて芽生える学生との友情。
大佐の洒落たセリフに独特の言い回し。
謎の散財。
いつのまにかグイグイと引き込まれます。
見終わって感動すれば1ミリも無駄なシーンが無い。
アルパチーノはどうしてもゴットファーザーやスカーフェイス、狼たちの午後が代表作になるんだけど個人的にはヒート、シーオブラヴ、そしてこの映画だ。
うーん、見終わっていつまでも続く余韻と音楽。
映画音楽最高!←そこ?笑!!!!
ベッツ氏直伝。ドイツ風フランスパン。