boulangerieの暇つぶし

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プリデステネーション (タイムループシリーズ❶)

amazonプライムビデオにて「プリデステネーション」を見た。

 

・監督 マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ

・出演 イーサン・ホークサラ・スヌーク

・物語 ↓amazonより貼り付け

 

ジョンは、バーテンダーに自らの身の上を語る。同情したバーテンダーは彼に復讐のチャンスを与えると提案。2人で7年前へとタイムスリップする。バーテンダーは未来から来た時空警察官だったのだ。彼は連続爆弾魔ボマーの犯行阻止を最後とし、自分の後釜にジョンを据えようとしていた。

 

 

原作はロバート・A•ハイラインの小説「輪廻の蛇」。1940年代の作品らしい。

原作者の有名な映画としては「スターシップトゥルーパーズ」があるので名前は聞いた事があったのだけど、この映画があまりにも衝撃的だったので調べてみると超有名人。読書好き&SF好きには堪らない一本となりそうだ。

 

映画の方はいわゆるタイムパラドックス(タイムループ)もの。タイトルの「プリデステネーション」とは運命や天命的な言葉を意味し、神学的な表現だと運命予定説。amazonによる物語の説明だと良くあるタイムトラベルアクション風であるが、そう思って見ると見事に予想を裏切られる結果となる。この手の作品は内容を書くと途端にネタバラシとなってしまってつまらなくなるので控えるが、物語の説明にある「ジョンの身の上話」がとにかく予想の斜め上を行っており最初は

 

 

 

なんだ?これ!状態 笑

 

そのあまりにも斜め上すぎる内容に加え二人の演技(特に女性)、見事な時代考証(インテリア素敵)、テンポの良い展開でいつの間にやら最初からぐいぐいと引き込まれてしまいます。そして終盤は怒涛の伏線回収となって行く訳ですがやはり

 

 

なんだ!これ?状態 笑

 

いやーこの展開&衝撃は初だったな〜。恐らく原作も素晴らしいのだろうけど、それを見事に映像化した監督も素晴らしい。他の同監督作品も見たくなったし原作も読んでみたくなりました。また、英語のタイトルも素晴らしいのだけど、原作の邦題である「輪廻の蛇」も捨て難い。タイムパラドックス物は難解な物も多いのだけど、非常に地味な展開でありながらも分かり易い上に古い時代の映像が美しくとても不思議な映画でした。

 

 

amazonレビュー、その他のレビューを見ずに予備知識一切無しで堪能して下さい。

 

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時短勤務になったのでとても嬉しい毎日の朝食。

卵焼きが相変わらず...